夏待ちわびるケーキ
Café Camel
〇月×日
いつまで経っても変わらないことは
確かなものなんてないことだ
くるりの岸田さん、絶対なことは絶対なんてないということ、みたいこと言いますよね。
そういうところ、好きです。
この曲は「まほろ駅前多田便利軒」という映画の主題歌で、主演は瑛太と松田龍平という最強コンビ。
軽薄で暗くて、コミカルでシリアス、ほのかに何か引きずる世界観にぴったり過ぎるキャスティング、最高かよ!とテンションが上がったのを覚えています。
そんな映画の主題歌、キャメルを思い出しながら到着したのが本日のカフェ。
万力公園の道路向かいにある、Café Camel。
社内でも「そこ気になってたー!」という声がちらほら。
天井が高く広々とした店内。大きな窓からは、万力公園の緑がよく見えて、何とも開放的。
どんなに紫外線が気になっても窓際の席に座りたい!
最近はカフェタイムのみ店内を利用できるそう。近々ランチも再開しようかなーと言っていたので、再開したらランチも食べに行きたいところ。
今日はケーキセットにしようかな。
ショーケースを眺めていたら、「そろそろ出そうと思っていたルバーブのタルトがありますよ」と言われて、食い気味に「それで!」と。
ルバーブ大好きなんですよ。
この鮮やかな赤。
綺麗でしょー。
赤いルバーブは長野など涼しい気候のとこでしか栽培できないそう。
一般的に緑色のイメージが強いと思いますが、赤も素敵でしょ?
アーモンドクリームとスポンジのしっとりとした甘み、タルトのサクサク、そこに広がるルバーブの酸味…。
ワンピースを着た黒髪美女が爽やかな高原の風に麦わら帽子を飛ばされて微笑む午前7時って味。
鈴木京香さんで再生してほしい。なんて大人なケーキ。これはハマる!
こちらはレモンの蒸しチーズ。北海道蒸しチーズケーキを想像していると、度肝を抜かれるほろほろ食感。
なんて脆くて繊細なの!
レモンピールのほんのりとした苦味が、より一層チーズの甘みとまろやかさを引き立ててくれる魅惑のひと皿。
アンニュイな美少女がプールサイドで足先だけ水をパシャパシャしている午後1時って味。
ポカリスエットのCMに出ていた頃の綾瀬はるかさんでお願いいたします。
誰かに必要とされるってことは
誰かの希望になるってことでしょ
冒頭で紹介した物語で、一番好きなセリフ。
チワワを抱えながらサラっと言う松田龍平さんの美しいこと。
確かなものがない。言い換えれば、いつだって変化できる。
環境によって、時代によって、カフェという在り方だって、変化に富んできている。
それでもカフェという存在は、必ず誰かに必要とされていて、誰かの希望になっていると思う。
とにもかくにも、大切な人とゆっくりできる時間が早く来てほしい。
なるべく近くで、美味しいものを食べながら。
「最近ランチ再開したみたいだから、行こうよ」って
気軽に誘える日まで、もう少しかな。
本日食べたメニュー
・ルバーブのタルト
…530円
・レモンの蒸しチーズ
…510円
・アイスカフェオレ
…530円
すべて税込
コーヒーが飲めないサブカル女。
寂しくおひとり様カフェが多いらしいが、たまにキラキラ女子会でリア充を決め込む。
料理はできないくせに、味にはめっぽううるさい。