萌え断ブームに乗り、一世を風靡したフルーツサンドブーム。
2020年10月、山梨でいち早くそのブームを巻き起こしたのが、居酒屋から華麗なる転身を図った「fruit sand RYO」だった。そんなRYOが2023年7月15日「cafeRYO（カフェリョウ）」として、リニューアルオープンした。

今まではテイクアウト専門店だったが、カフェRYOは座敷とテーブル席を備え、古民家のようなひっそりと落ち着いた雰囲気に。
どちらの席も靴を脱いで上がるスタイルで、お座敷にはソファ席も配し、小さなお子様連れやファミリーにも大好評とか。

「フルーツサンドが食べられなくなってしまうのは悲しい」という声に応え、今後も少量だが５～６種類のフルーツサンドや手作りのなめらか贅沢プリンが楽しめる。こちらはテイクアウトも可能。

料理はすべて居酒屋 漁で腕を振るった渡邉氏が担当し、メニュー開発は娘の志乃さんに一任する。
フレンチトーストや珍しいプリントーストなどのパンを中心にしたカフェメニューのほか、ご飯派には鳥の唐揚げピリ辛丼やポキ丼が揃う。

フルーツサンドから新生RYOの新たな看板を背負うのは、「Rolled egg bread（ロールドエッグブレッド」！
エビアボカドやビーフシチュー、グラタンの3種類があり、今回はエビアボカドを。
やってきたのは…ん？？見た目は大きな卵焼き!?サラダ付きで、パンをご飯にも変更可能…ってどういうこと!?

フォークとナイフがセットされたので、早速切ってみる。…と、その何ともふわっとやわらかな切れ味に思わず「!!!」。

ナント、卵焼きに包まれていたのは、厚切りのふわふわバタートーストなのだ。パンは言わずもがな、富士吉田の四つ角やさんの食パン。お、おいし～♡
何とも言えない新食感で、一度食べたらリピしたくなること間違いナシだ。早くもフルーツサンドをしのぐブームの予感！
生クリームを隠し味に、ふわっとろに仕上げた卵と、この卵に合うように計算し尽くされたオーロラソースがさらに美味しさを倍増する。

ドリンクメニューもコーヒーやフロートのほか、ラムネや白桃ソーダ、ジュースなどのソフトドリンクからアルコールまでバラエティ豊か。中でも、豆乳杏仁ラッシーは甘酸っぱいデザート感覚で楽しめるのでおすすめだ。

「父の作る料理は本当にどれもすごく美味しくて。たくさんの人にこの美味しさを味わってほしい」と、依然新メニューの考案に力を注ぐ志乃さん。
これからも「cafeRYO」が巻き起こす新たなブームに、乞うご期待！

※2024年4月現在 ランチ営業終了 写真のメニューなし