初めて頼んだ人は思わず「これ、ハンバーグですか？」と聞いちゃう人も多いという、Cafe光環Corona（カフェコロナ）のハンバーグ。フレンチのようなハンバーグとは!?

長坂スポーツ公園にほど近く、緑に囲まれた小さな可愛らしい一軒家カフェ。こぢんまりとした店内にはやわらかな日差しが差し込み、アットホームな雰囲気が漂う。“カフェ”ながら、バラエティに富んだ料理メニューのラインナップにまず驚く。
ふわとろのオムライスやじっくり煮込んだビーフシチュー、独自配合のスパイスが効いたスープカレーに卵黄を絡めていただく焼きカレードリアなど、どれも本格的な手の込んだものばかり。その中でも開店当初からの根強い人気を誇るのがハンバーグステーキだ。

「肉の旨味をシンプルに味わってほしい」というシェフが焼き上げるハンバーグは、“いかに肉汁をとじ込めるか”がカギ。パン粉のかわりにお麩をつなぎに使い、肉の旨味をしっかりと吸い込ませ、ふっくらと仕上げる。
まずは強火で焼き色をつけたら、焼きめのコーティングを壊さないよう、ひっくり返してすぐにそのままオーブンへ。
付け合わせには北杜市の野菜とオリジナルアーモンドソース、そしてマッシュポテトと錚々たる面々が揃う。

美しいケーキを彩るかのように、皿をぐるりと飾るマッシュポテト。肉の上で優美に踊る色鮮やかな素揚げ野菜…まるでフレンチのような逸品だ。それもそのはず、こちらのシェフは30年以上のホテルフレンチ経験者。
肉汁が溢れるハンバーグにまろやかなアーモンドソースが名脇役ぶりを発揮する。ニンニク、生姜、ローリエやレモンなど複雑に配合された絶品ソースに魅了される。
畑からとれたての新鮮野菜は、シンプルな素揚げで本来の甘みを引き出して。