Blowin’ in the Windオープン!
樫山の風吹き抜ける地で
極上の鰻重を堪能
Release:22.07.22
清里の旧村「樫山」に2022年7月16日オープンしたばかりの「Blowin’ in the Wind」(ブローウィンインザウインド)。
―――“風に吹かれて”。
店名からその店が何を考え、どんな価値観を持ち、何を大切に思い、どんなことに心を動かされるのか…そんなことがなんとなく伝わってくるお店。
もともとお蕎麦屋さんだった店舗をリノベーションして、鰻と喫茶とレコードのお店として生まれ変わった。
同じ山梨県内なのに、ここに広がる風景は、いつもの日常からなんだかとっても遠いところにある。
川のせせらぎ、鳥のさえずり、吹き抜けていく風の道…もしかしたら、変わらずにいつもそこにあったのに、気づかなかっただけかもしれない。
“風切りの里”として知られる風のエリアで、極上のうな重…なんて幸せな組み合わせ!
店に入ると、レコードの立体感のある心地いい音が包み込み、その音溝に刻まれた無限の世界へと引き込まれていく。
入ってすぐに、「このお店、好き!」と確信!(あれ、おかしいな~、一目惚れはしないタイプなのに)。
頂くメニューは迷わず、肝吸いと香の物が付いた“樫山鰻ごはん”♪
眩しい緑に囲まれた、シックで落ち着いた店内はインテリアにもこだわり、居心地のいい空間が広がる。
私を魅了したのは、何といっても緻密な美しい木目のこのテーブル。
カラマツの樹齢の深みと共に、木の力強さがしっかりと感じられる、特別感のある逸品だ。
中心に1本すっとはいった黒い模様は、透明感のある艶やかな質感で鰻を表現しているという。一つひとつ手作業で丁寧につくられているから、すべて少しずつ異なっているのだ。
おしぼりは、風力発電の風で織った今治が生んだオーガニックタオル、IKEUCHI ORGANIC。
湯呑は、偶然にも私がショップブログで紹介したばかりの、山梨の果物の釉薬を使った日月窯だった。
そして、おしぼり置きや箸、箸置き、お重は、なんとサントリー白州蒸留所のウイスキーの古樽を譲り受け、再利用したものなんだとか。
ここにあるすべてに様々なストーリーがあり、それを少しずつ知れることは、なんて楽しいことか。
蓋を開けた途端、香ばしくてほんのり甘い美味しい香りが…。
これはたまらない!
ふわっと柔らかなうなぎに、上品な甘さのタレ、うなぎの程よい脂を一粒一粒に纏ったふっくらごはん…まさに“米+鰻+タレ”の華麗なる饗宴。
五臓六腑に染み渡る満足感の余韻に浸る。
『樫山を吹く風は優しく、爽やかに、時に厳しく吹き抜けていく。
時代を超え、境界線を超えて融合した文化は
集う人々を刺激し、発酵させ、新しい何かを創っていく。
友よ、答えは風に吹かれている。
そう、答えは風に吹かれてる』
樫山の風に吹かれて、次は喫茶を楽しみに…。
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Blowin’ in the Wind
住所 | 山梨県北杜市高根町清里2890-1 |
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営業時間 | 【鰻】 |
TEL | |
定休日 | 月・火曜日 |
駐車場 | あり |
URL | |
主なメニュー | ・樫山鰻ごはん(肝吸い・香物付き) 5,995円 |
備考 |