甲府駅の北口から徒歩5分の場所にひっそりと佇む割烹 こい季。夕方の黄昏に灯される明かりが温かく迎えてくれる。2018年にオープンし、駅から近いこの立地を活かして、山梨県の味わいを楽しめるメニューを取り揃える。敷居が高い料亭というよりも、なじみの店でちょっと一杯という雰囲気で、和食をもっとフランクに楽しんでもらいたいと店主は言う。
刺身の盛り合わせは、季節に合わせて旬のものを提供。この日はまぐろ、鯛、さば、みずたこ、しまあじ。瑞々しい海の幸に合わせるのは、さらりと流れる軽やかな白ワイン。刺身の甘みと醤油の塩味が残る口の中をキリリと締めてくれる。そしてまた次の刺身へ、とかわるがわる箸が止まらない。店内のワインはほとんど山梨県産なので和食との相性はどれも抜群。白に限らず、料理に合ったワインを店主に聞いたり、新たなマリアージュに挑戦したり、和食とワインの組み合わせを楽しむには申し分ない。
甲州ワインは21種類。ワインに限らず、お酒の味については造り手のこだわりをしっかりと汲み取りたいという思いから、メニューに書かれた味の表記はすべて酒造に確認している。自身も味の提供者だからこそ、造り手の真意を伝えたいと語る。フルーティーで軽やかなものから、ボディの強い味わい深いものまで様々な山梨県産ワインと楽しむことができ、県外からのお客様をおもてなしするにはぜひ利用したい一軒。
寒い季節、くつくつと鳴る温かいこの料理は欠かせない。鍋の中身は毎月変わり、旬の食材がこれでもかと旨味を出し合い、そのすべてを出汁の利いた汁が包み込む。塩味のみぞれ鍋は豚肉の脂が溶け出し、まろやかな甘みが鱈の淡白な味に深みを与えてくれる。ほくほくとあたたまった喉に、冷やした白ワインがさっぱりとして、実によく合う。
テーブル席は1卓のみ。
希望の場合は予約がおすすめ
希望の場合は予約がおすすめ
ワインのメニューはこの充実ぶり
店主の知人が書いた令和の由来となった
万葉集の和歌の書
万葉集の和歌の書
主なメニュー
・ワインボトル…2,800円~/グラス…520円~
・刺身のお造り…1,550円~
・季節の鍋…1,280円~(2名様から注文可)
・刺身のお造り…1,550円~
・季節の鍋…1,280円~(2名様から注文可)
その他の特集はこちら