【vol.8】にら★ちび／子育て支援センター潜入ルポ

山梨県内の子育て支援センターの中で、最大級の床面積を誇るにら★ちび。
 
センター内は年齢や遊びによってエリア分けされていて、子どもの好みや発達段階に合わせてさまざまな遊びができるよう工夫されている。

入り口近くにある木製の大型遊具は、にら★ちびのシンボル。
 
汽車をモチーフにしたこちらの遊具には、アップダウンのあるスロープやすべり台など子ども心をくすぐるギミックがいっぱい！
 
子どもたちは室内で遊んでいることを忘れるほど大興奮♪

赤ちゃん専用の『よちよちひろば』は、ハイハイの子ものびのび遊べるエリア。
やわらかいマットが敷き詰められていて、小さい子向けのおもちゃや遊具、バウンサーなどが用意されている。
 
収納用の棚は赤ちゃんがつかまれる高さに設計されているので、伝い歩きを始める頃の子にもちょうど良さそう！

『じっくりあそびコーナー』には、積み木やブロックがどっさり。その数、なんと約2,000ピース！
これなら普段なかなか作れない大作にも挑戦できそう。
 
スタッフさんいわく、たまに子ども以上にパパやママの方が熱中しちゃう姿が見られることもあるんだとか（笑）

にら★ちびでは、他ではなかなかお目にかかれないボール遊びのエリアも設置。
室内でも思いっきり体が動かせるから、わんぱくな男の子や体力が有り余ってる子も満足すること間違いなし。
 
大きいボールをコロコロ転がしてシュート！さすがサッカーのまち韮崎♪

にら★ちびのスタッフさんの中には保育士、支援専門員、相談専門員、おもちゃコンサルタントなどの有資格者が在籍しているというのも嬉しいポイント。
 
センター内にはその知識を活かした工夫や心遣いがたくさんつまっている。
 
事前に連絡すれば、障がい児の受け入れ態勢も整えておいてくれるとのこと。

利用中、スタッフさんがセンター内を巡回して、ママたちに声掛けしている姿が。
 
子育て相談室も設置しているにら★ちびでは、ママたちが悩みや相談をしやすいよう日々の会話を大切にしているのだそう。
 
どのスタッフさんも、たわいもない雑談から専門的なアドバイスまでざっくばらんに話せる気さくな人ばかり♪

子どもの集団生活の中で喧嘩はつきもの。ママの中には、おもちゃの取り合いなどのトラブルが心配な人も少なくないはず。
 
でも、にら★ちびではそういったトラブルはむしろ『子どもの育ち、親としての育ちに大切な経験』ととらえているのだそう。
子どもにとっても親にとっても、トラブルこそ成長のチャンス！
センター全体でおおらかに対応してくれるから、ぜひ気兼ねなくいろんな場所・おもちゃで遊んでみよう♪
 
時にはスタッフさんがフォローに入ってくれることもあるそうなので、「別の子と喧嘩しちゃったどうしよう…」と心配な人は相談してみては。

センター内にはベビーベッドを5台設置。
授乳室は個室で、赤ちゃんとママがゆったり過ごせる広いスペースになっている。
 
ソファーと授乳クッション、シンクがある他、ママの目に入るところに季節や地域の情報が配置されているから、授乳中も快適。
 
『ちびっこ手洗い場』には調乳ポットや電子レンジもあるので、外出先での心配事が多いねんね期の赤ちゃんを持つママも、ここなら安心！

トイレにも嬉しい心配りが。
 
子ども用の便器があるのはもちろん、大人用の個室は子どもと一緒に入っても作業に支障がない広さ！
また、意外と少ない男性用トイレ内のおむつ台も、こちらでは完備。
 
トイレ入り口には子どもでもちゃんとスリッパをそろえて並べられるよう、テープで貼られた駐車スペースならぬ駐スリッパスペースがあるのもポイント。

日々多くの人が利用するにら★ちびでは、荷物が置ける大容量の収納棚や子どもたちの椅子、机なども用意している。
しかも、家具は山梨県産の木材を使ったオーダーメイド。
 
高さや角などは子どもに配慮した設計で、定期的にメンテナンスも行っているからいつ使っても安心だ。
お昼の時間はその椅子と机を使ってランチもOK◎
 
ちなみに、ニコリ内にパン屋さんがあったり、火・木はパンの移動販売もきたりするので、ママのお昼の心配はなし！

誰でも過ごしやすいよう工夫されていることもあり、にら★ちびではパパやおじいちゃん・おばあちゃんが子どもを連れて利用することも多いのだそう。
 
過去には、「おむつの替え方が分からない」というパパをスタッフさんがサポートこともあったんだとか。
 
広くて充実した設備があり、優しいスタッフさんも大勢いるので、パパだけの子守デビューにもぴったり♪

にら★ちびでは、みんなでお片づけをする時間を1日4回設定。音楽が流れたら、スタッフさんも参加して一斉におそうじスタート！
 
おもちゃやトイレは、その都度消毒する徹底ぶり。
使ったものは元に戻す、みんなのスペースはみんなでキレイにする、というルールが自然と子どもにも身に付きそう。

また、体操や遊びのコーナーも毎日開催。
午前11時過ぎからのケロケロシアターでは、親子で歌あそびやパラシュートバルーン、季節のおはなしなど、スタッフさんがその日ごとに遊びを企画。
 
タイムスケジュールが決まっているから、長時間利用してもメリハリある過ごし方ができる。

遊具のエリアにも子どもの発見や動きのバリエーションにつながる工夫が。
 
引き出しの中や扉を開いたりすると何かがでてきたり、センター内のいろんな場所に豆知識がいっぱい。隠れニーラ見つけられるかな？

イベントにも力を入れているにら★ちび。
親子で楽しめるものから保護者向けのものまで、さまざまなジャンルのイベントを定期的に開催している。
 
妊婦さん向けのイベントも開催しているので、出産前に見学をかねてイベントに参加してみるのもいいかも♪

同じ施設内にファミリーサポートセンターも併設。登録者の一時預かりの場にもなっている。
 
にら★ちびにいるボランティアさんの多くがファミリーサポートのまかせて会員さんでもあるので、ファミリーサポートが気になっている人はぜひ話を聞いてみて。