甲府市の閑静な住宅街の中に佇む小さなグルテンフリーの米粉専門店「ここ&なっつ」。
2023年4月28日にグランドオープンする、手作りの米粉のパンやお菓子のお店だ。

店内は米粉のパンやお菓子が並ぶテーブルと、4席のみのイートインスペースと、こぢんまりとした空間。

「カフェというより、親子でお散歩がてらパンを買いに来て、ちょっとひと休みして1個食べていく…そんなシチュエーションをイメージしてつくりました」と、店主の山下順香さん。

山下さんとの出会いは2021年3月まで遡る。「COCO AND NUTS」としてマルシェや朝市、委託販売で営業していた時に、工房をオープンするというNEWSを耳にしたのがきっかけだった。
あれから2年。「いつかはお店を持ちたい」と話してくれた山下さんがついに夢を叶えた。

米粉を使ったパンやお菓子の需要を肌で感じ、それならお客さんの要望に応えようと、試行錯誤を繰り返し、研究を重ねてたどり着いた、美味しい「ふわもち」食感こそが「ここ&なっつ」の底力！
米粉ってこんなに美味しいの～!?と驚いてしまう。

今日は米粉プレッツェルとシナモンロール、有機バナナケーキ、そしてなんと4カ月で1000個も売れたという伝説のブラウニーをテイクアウト♪
せっかくなので、プレッツェルとバナナケーキをイートインしていくことに。

コーヒーやパンの温めはセルフサービスで。

まずは、米粉プレッツェルをいただきまーす。
オーブンで焼かなくても、当日はふわふわもっちもち！そう、この子はドイツ生まれではなく、日本生まれのプレッツェルですものね。ほのかなお米の甘さと岩塩の塩気で、今までの概念をすべて覆す新感覚のお味だ。

しっとりもっちりの有機バナナケーキは、有機バナナが手に入るときのみお目見えするレアものとか。素朴だけど、甘みと旨みがしっかり贅沢なパウンドケーキで、子どもだけでなく大人も夢中になりそう。

くるみとクランベリーの相性抜群のブラウニーは、チョコレートを使用せず、ココアとブラックココアをブレンドして作った逸品。卵不使用なのに、しっとりまろやか～。
シナモン好きにはたまらない、風味豊かなもっちりタイプのシナモンロールもぜひ。

7月頃から夏場は営業時間を少し早くして、モーニング利用も予定しているそう。また近々、和食材との相性もいい米粉ならではのピザの販売も。
常時10種類ほどが週替わりで登場するそうなので、お楽しみに！