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Release:23.08.25

【赤ちゃん・幼児がいる家庭向け】親子の防災対策―非常食編

食べることは、生きる上で最も重要なことのひとつ。
被災下でも必要な食べ物を確保しておくことは、その後の生活に大きく影響します。
本ページでは、いつ来るとは分からない災害に備え、赤ちゃんや幼児がいる家庭が用意しておきたい非常食についてのポイントを紹介します。

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目次

  1. 非常食の選び方
  2. 『賞味期限』と『消費期限』
  3. 授乳中の赤ちゃんがいる場合

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非常食の選び方

非常食のジャンルは冷蔵庫にあるものを参考に

非常食というとアルファ米やレトルトカレーなどが一般的ですが、日々の食事すら嗜好品となりつつある現代では、非常食でも好みに合わないものを食べ続けているとストレスになることも。
 
「何を用意したらいいの?」と迷ったら、冷蔵庫にある食材を参考にするのがおすすめ。
 
もし精肉やウインナー・ハムなどの肉系が多ければ肉の缶詰、魚系が多ければシーチキンや鯖缶、野菜系が多ければドライベジタブル、麺系をよく食べるのであればカップ麺など、自分や家族の好みを考慮して食品の傾向を選択すれば、避難生活下でも食のストレスを軽減することができます。

非常食のジャンルは冷蔵庫にあるものを参考に

備蓄に優秀な調味料・食材

長期保存がきく調味料・食材はたくさんありますが、その中でもおすすめのものを紹介します。

顆粒のだしの素・コンソメ 顆粒のだしの素・コンソメ うま味に加え塩分も含まれているだしの素やコンソメは、これひとつで味が決まる調味料。軽くて持ち運びしやすいのもポイント。
氷砂糖 氷砂糖 砂糖には三温糖やグラニュー糖などいくつか種類がありますが、中でも氷砂糖は品質・使い勝手ともに優秀。おやつに飴の代わりとして舐めてもOK。
切干大根 切干大根 軽くてかさばらないうえに、長期保存がきいて栄養満点。不足しがちな食物繊維もこれで摂取。
高野豆腐 高野豆腐 切干大根同様、コンパクトなのに栄養豊富な高野豆腐。前述しただしの素と併用すれば立派な料理に。

『賞味期限』と『消費期限』

『賞味期限』と『消費期限』の違いを把握する

混同しがちな『賞味期限』と『消費期限』。
 
しかし賞味期限は“おいしく食べられる期限”に対し、消費期限は“安全に食べられる期限”とまったく別の意味。
 
賞味期限が切れたからと言って食べられなくなるわけではなく、また消費期限を過ぎたものを食べると体に害を及ぼす可能性があるので、しっかりと品質を見極めましょう。
 
なお、賞味期限・消費期限ともに容器や袋を開けないで保存した場合の表記なので、開封したら早めに消費を。

『賞味期限』と『消費期限』

消費期限のあるものと無いものを区分けして備蓄

食品を備蓄するときに収納容器にアレコレ詰め込みがちですが、そうすると交換のタイミングで保存期限をチェックするのが一苦労に。
 
その解消方法として、保存期限のあるものと無いものを別々の袋に入れて、それを収納容器に入れれば一目瞭然。
 
ちょっとした工夫で効率がアップしますよ。

消費期限のあるものと無いものを区分けして備蓄

授乳中の赤ちゃんがいる場合

粉ミルクは缶タイプはNG

被災後は電気が長期間止まることが多く、避難所でさえ不衛生な状態に。
 
缶タイプの粉ミルクは一度開けると使い切るまでの間に雑菌が繁殖し、赤ちゃんの体調不良につながります。
 
備蓄用には1回使い切りに小分けされた旅行用やキューブタイプを用意しましょう。

粉ミルクは缶タイプはNG

災害後7割のママが母乳が出なくなる

被災すると多くのママがストレスによって母乳が出なくなる、あるいは出たとしても味が変わり子どもが飲まなくなる、という前例があります。
 
可能であれば、災害に備えて完全母乳育児でも子どもが粉ミルクも飲めるように練習したり、嫌がらずに飲んでくれるメーカーを探しておくのがおすすめです。

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