ようこそ! ゲストさん メンバー登録はこちら

Release:23.08.25

【赤ちゃん・幼児がいる家庭向け】親子の防災対策―アイデア・心構え編

災害時に役立つちょっとしたアイデアや知識を持っていると、いざという時の対応や被害に大きな差が出てくることもあります。
本ページでは、赤ちゃんや幼児がいる家庭に向けて、いつ来るとは分からない災害への対策アイデアや心構えを紹介します。

TOPへ戻る

目次

  1. いざという時に役立つアイデア
  2. 被災後にママが弱音を吐ける場所を作る
  3. 普段から『意識』『知識』『モノ(物・者)』を考えて

関連記事

いざという時役立つアイデア

実際の場面で役立つ実践的なアイデアをいくつかご紹介します。

①机の下で「亀」になる

学校で教わった「地震が起きたら机の下へ」という言葉。
 
しかしそれは、脚が長くて体がすっぽり入るサイズの机に適用します。
 
もし座卓のような脚が短いテーブルしかない場合は、机の下に入ったら机の脚をもち、膝を折り曲げて、甲羅(=机)を背負った亀になったような大勢になりましょう。

机の下で「亀」になる

②簡易トイレの作り方

【材料】
ゴミ箱・20ℓ黒ビニール袋・トイレットペーパー・塩素系漂白剤

【作り方】

  1. ゴミ箱に黒ビニール袋をかぶせる
  2. トイレットペーパーを適量とり、1の中に入れる
  3. ハイターを適量入れる
  4. 用を足したら袋ごとしばって捨てる

※水を抜いた洋式トイレでも実践可能

簡易トイレの作り方

③乗車中に大きい地震が起きたら

以前は「地震が起きたら路肩に車を寄せて、揺れが収まったらカギをつけたまま車から逃げる」とされていた乗車中の避難。しかし最近の車はキーレス化が進み、車にカギをささなくてもエンジンがかけられたり、オートロックがかかるものも
 
無意識にカギを持ち出してしまった場合、置き去りにされた車は移動できず、最悪廃車にしなければならない場面もあります。
 
そのため、「乗車中に地震が起きたら路肩に車を寄せ、揺れが収まったら助手席側の窓を全開にし、助手席にカギを置いて逃げる」と知識をアップデートしておきましょう。

乗車中に大きい地震が起きたら

④新聞紙で家具を転倒防止

家具の転倒防止グッズは多くありますが、新聞紙で手軽に家具のストッパーを作ることもできます。

【作り方】

  1. 新聞紙1部を、両端を内側に折り込むように4等分に折る
  2. 1の両サイドに、それぞれガムテープを1周半ほど巻いて固定する。これを2本用意する。
  3. 家具の手前を持ち上げ、2を家具の底面手前フチにかかるように2か所に差し込む
  4. 家具を乗せる

※床がカーペットや畳の場合は使用しないでください

新聞紙で家具を転倒防止

被災後にママが弱音を吐ける場所を作る

被災地を巡っていると、子育て中のママが「私が子どもをまもらなくちゃ!」とキャパをオーバーしてでも頑張っている姿を見ることが多々あります。
 
しかし、被災してツラいのはママも同じ。
子どもの前では気丈にふるまっていても、どこかで弱音が吐けたり泣ける場所を確保することが、長い避難生活を乗り切る大切なポイントです。
 
被災地には生活支援員など行政の相談員が派遣されるので、ぜひそういった専門家も頼ってください。

被災後にママが弱音を吐ける場所を作る

普段から『意識』『知識』『モノ(物・者)』を考えて

世間を見回すと『防災マニュアル』を至るところで目にしますが、実際に必要な防災グッズや情報はひとりひとり違います
 
それは、住んでいる地域、家庭環境、災害の種類や規模などがその都度異なるため。
 
すべてに備え万全に整えることは不可能に等しいですが、日常的に「子どもと逃げるとしたらどこかな?」「何が必要かな?」と『意識』し、自分に必要な情報を収集して『知識』を蓄え、実際に『モノ(物・者)』を準備することが、子どもや自分自身の生存率を高めることにつながります。

防災対策TOPページへ
関連記事はこちら
トップへ