2023年7月14日からスタートしている、フルーツパーク富士屋ホテルの夏季限定「トワイライトディナー」がすごいと話題！
一体どこがどんなふうにすごいのか、早速リポートすべく現地へ。

富士山を望む美しい夜景で有名な笛吹川フルーツ公園内のリゾートホテル、フルーツパーク富士屋ホテルの夏の人気プラン「ビアガーデン」を今夏は一新！
シエラ教会前のテラススペースを開放し、4組限定の大人のディナーテーブルにアレンジした。

19時からの「トワイライトディナー」のお楽しみは、料理コースはもちろん、目の前に広がる絶景と静かに流れる時間。
雄大な自然と富士山、そして刻々と移りゆく空の色を眺めながら、幻想的な時間を薄紫のヴェールが包んでいく。

薄暮の中にとけて曖昧になっていく山の輪郭や、日々異なる美しさを魅せる空に思いをはせる。
きっとこれは決して特別なことじゃなくて、毎日毎日繰り返されている日常の風景。こんな日常の中のほんのわずかな、だけど魔法のように美しい時間帯に、ローカルの私たちは気づかなかっただけなんだろう。

乾杯のスパークリングワイン（またはノンアルスパークリング）で喉を潤し、和風の冷たい前菜をいただく。

かつお出汁の旨味溢れる逸品は、湯葉と煮貝にみょうががアクセントに全体をまとめ上げ、煮貝のこんな食べ方があったのか！と、まさに目からウロコ！
じゅんさいと蒸したカニを土佐酢のジュレが涼やかに、またほうれん草の上品なお浸しには赤こんにゃく、子持ち昆布、糸うに、鯛といった豪華な顔ぶれで、これまた清涼感のあるひと品に。

スープは夏にピッタリのとうもろこしの冷製クリームスープ。とうもろこしを丸かじりした時のはじける甘みと香りをそのままに味わえる。

お魚とお肉の両方を楽しめる欲張りなワンプレートが本日のメインディッシュ。
皮目をパリッと焼き上げた真鯛のポワレはターメリックリゾットと共に、甲殻類の濃厚な味わいの中にエストラゴンが香るアメリケーヌソースをたっぷりかけて。
そして、マデラ酒風味のグリーンペッパーソースといただく牛フィレステーキ…しっとりとやわらかく、サシのきめの細かさにもウットリ。

デザートには、桃のムース、桃のジュレに桃のコンポート、山梨ならではのかためのフレッシュ桃と、今だけの旬の美味がいっぱい。
ラズベリーのクランブルも食感楽しく、心揺さぶるディナーを締めくくる。

食事を楽しんでいるうちに、ほんのりと青い夜の帳がおり、混沌としたロイヤルブルーの中に街明かりがぽつぽつと浮かび上がる。
静かに夜を迎える澄み渡った時間に、透明感のある輝きを放つ。

この夏の忘れ得ぬ思い出に、「トワイライトディナー」をぜひ。

※仕入れの状況により、一部食材が変更になる場合あり