甲府市小瀬町で今話題を集めている「たべるらキッチン」。
鮮度抜群の魚料理が自慢の老舗店「いわし亭」の敷地内に、山梨の魅力を食を通して県内外に発信する場所として2023年5月11日オープンした。

話題の中心となっているのは、こちらの看板メニュー！山梨といえば、なんといっても“富士山とほうとう！”ということで、この両方を新たな視点からとらえたメニューがあるという。

山梨県民として、これはチェックしておかねば!!と早速中へ。
元ラーメン屋さんだったという店内はカウンター席のカジュアルなスタイルで、冷凍のお惣菜をお持ち帰りすることもできちゃう。

メニューは現在、名物の「ふじやまハンバーグボロネーゼ」、「たべるらボロネーゼパスタ」、「ローストビーフ丼」、「麹チキン丼」の4種類で、丼ものはごはんではなく具材の大盛りができるのが面白い。

今回は言わずもがな、美味しくて映える!!と巷を騒がせている「ふじやまハンバーグボロネーゼ」を食べてみることに。
ほうとうのような自家製フェットチーネの上に、オーブンでふっくら焼き上がった150ｇのジューシーハンバーグをのせてボロネーゼをまわしかけ、仕上げはチーズをたっぷりと。

この姿は…そう、葛飾北斎の描いた「赤富士」こと「凱風快晴（がいふうかいせい）」からインスパイヤされているんだとか。
よく見れば青い空は器で表現され、チーズの雪を降らせ、山肌をボロネーゼが赤く染めて麓にかけて美しいグラデーションをなし、鬱蒼とした麺の森が大地を覆う。

ナイフを入れたら、ほとばしる肉汁に溺れるぅぅぅ！手ごねのふっくらと柔らかな合い挽きハンバーグを、甲州ワインをベースにした香味野菜の旨味がたっぷりの自家製ボロネーゼと共に。

モチモチの極太平打ち麺は和風出汁で煮て、煮干しの味を染み込ませ、なんとも味わい深い。15時まではサラダ付きと嬉しいサービスも。

デザートには、濃厚食感がたまらない「黒蜜白プリン」をぜひ。
県産卵の卵白のみを使用した高タンパクでヘルシーなプリンは、一食の価値あり！プリン自体はあっさりとした味わいながら、黒蜜のこっくりとした甘みがコク深い濃厚さをプラスする。

そのほか、低温調理でしっとりやわらかに仕上げたローストビーフ丼もおすすめ。山梨県産の白ワインを隠し味にブレンドしたタレと、とろっとろに黄身が流れ出る県産たまごを絡めて…ん～たまらない美味しさ！

もう、これはみんな食べるら！