三分一湧水近く「jongina（ジョンジーナ）」は、八ヶ岳で30年愛され続けたパンとお菓子の小さなお店「ジョイチ」の跡地に2023年7月14日オープン。

壁面にはその名がまだ刻まれており、店名もジョイチさんの名前にあやかり、地元に愛される親しみやすいものにと考え、「jongina（ジョンジーナ）」に決めたんだそう。

店内は木の温かみに包まれて、窓からこぼれる緑が眩しく、癒されモード全開！
メニューを決めたらカウンターで注文し、支払いを済ませる。カフェには珍しい前払いシステムだ。

窓に向かう2人席が今日の私の特等席に。ランチはAコースとBコースの2種類があり、好きなガレットを3種類の中から選べる。
ランチ…といっても開店から閉店の18時までオーダーできるというから、これは嬉しい！

豪華な前菜とドリンク、サラダ付きのBコースは、彩りも美しく目でも楽しめちゃう。
ガレットは卵・ハム・チーズという最もポピュラーなコンプレットを、ドリンクは自家製のブラックベリーのソーダをチョイス。

その時々で変わる5種類のプチ贅沢な前菜とサラダのワンプレートは、メインをいただく前の素晴らしき前奏曲♪

キャロットラペや鮮やかなレモン色のコリンキーが爽やかな酸味とほのかな甘みを運び、彩り野菜がたっぷりのラタトゥイユ、スモークしたオイルサーディン入りのポテトサラダがまろやかに舌を包む。
そして、蕎麦の実の風味とサラダ仕立ての味付けがとってもマッチして、スプーンでモリモリ食べられちゃう～。

自慢のコンプレットは、中村農場のぷりっぷりのたまごとハム日和のハムにチーズがとろけ、三分一の蕎麦粉100％のガレットをパリッふわりと風味豊かに堪能できる。
旬の高原野菜たちがプレートを華やかに盛り立てる。

喉を潤してくれるのは、店主が愛情を注ぎ、丁寧に育てたブラックベリーで作ったシロップのソーダ。
果実の甘みがよく出ていて、軽く一気飲みできちゃうほどの爽やかドリンクに癒される。

蕎麦羊羹の素朴な蕎麦の風味と甘さもたまらない。
もちぷる食感に黒蜜に黒糖を加えたオリジナルソースをかけていただく。

15時からはデザートガレットも。今の時期はキャラメリゼしてバターで焼いたリンゴと共に。
春にはさくらんぼ、夏には桃のコンポートと、四季折々のフルーツと楽しむガレットもこれまた格別だ。

一面のそば畑に揺れる小さな白い花の香りが涼風に舞い、少し秋の顔になってきた八ヶ岳で、ガレットランチはいかが？