自然豊かな八ヶ岳の別荘地に2024年1月11日オープンした「焼き菓子工房 レオとノワール」。
自宅の玄関先で、現在は不定期オープンしているテイクアウト専門の焼菓子屋さんで、一見お店とは分からず通り過ぎてしまいそう。営業日には軒先に看板が出ているので、こちらを目印に。

戸を開けて中へ入ると、スコーンやクッキー、パウンドケーキなど、本日の焼菓子がラインナップする。

お菓子作りが大好きで友人たちに作っては配っていたという、店主の雨宮真由子さん。近くにはカフェもなく、もっと気軽に雨宮さんの焼菓子を楽しみたいという友人の声が多く、お店のオープンを決心したんだとか。

飼い猫のレオ君とノワール君をモデルにしたロゴが何とも印象的なパッケージの中には、レモン好きの私にはたまらないレモンパウンドケーキ♡
しっとりと酸味強めのケーキの上には、無農薬の広島レモンのはちみつ漬けをあしらい、香り豊かなアクセントに。除草剤もワックスも使ってないから、安心して皮ごといけちゃうのも最高だ。

お菓子のラインナップはその日によって変わるというが、取材時にはチョコレートチャンククッキーに加え、またまたレモンのクッキーまで！レモンの爽やかな酸味とさっくりと口どけのいい生地でパクパク～。
大きなチョコチャンクには、厚切りチョコチップがゴロゴロ～。これは食べ応え満点だ。

そして、イチオシはこちらのスコーン！甘いのだけじゃなくて、しょっぱい系も絶品なのだ。底にとろけ出したカリカリチーズの濃厚な香ばしさ、中のふっくらした生地の感じと表面のカリッとした食感との対比が素晴らしく、さらに黒コショウが後味を引き締める。
プレーンスコーンは小麦本来の風味が楽しめ、控えめな優しい甘さが心にしみる。

添加物や白砂糖を使わず、国産小麦や平飼い卵など素材にこだわった焼き菓子は、食べる人の顔を思い浮かべながら、心を込めて一つひとつ丁寧に作る雨宮さんの愛に溢れている。
大切な人と、大切な人のために、大切な時間に楽しみたくなる、そんなお菓子たち。
すべて手作りで焼き上げているため、なかなか数多くは販売できず、なくなり次第で終了とのこと。事前オーダーも受け付けているので、ぜひ相談してみては。