甲府の中心街のレンタルキッチン「ゑびすや」で、2024年4月5日から毎週金曜日と土曜日の夜だけオープンしている小さなワインバル「みぬ」。

カウンター席は立ち飲みで4席、奥には4人掛けのテーブル席が２つある。会社帰りにふらっと寄ってちょっと飲んでつまみたい人にうってつけの「ちょい飲みセット」のほか、本格的な天丼付きのコース料理まで揃い、お腹も満たされそう。
そしてなんと、こちらには+450円で30分の飲み放題も付けられちゃうとか♪

都内でフレンチシェフをしていたという関口健伸さんの見事な手さばきを、ライブ感たっぷりに味わえるのもここならではの魅力だろう。
フレンチを軸に、和・洋・中とジャンルにとらわれることなく、素材に向き合った料理の掛け算を楽しめる。

本日は料理2品と天ぷら3品が付く「ちょい飲みセット」に、30分飲み放題をプラス。まずははっさくで作った爽快感溢れるノンアルドリンクを。
最初のお料理はサプライズ演出付きのサヨリの炙りカルパッチョ。真っ白な煙の中からあらわれた冷燻のサヨリは煮切り醤油を塗って炙り、鰹節と共に風味豊かに仕上げている。無農薬で育てたナスタチウムのわさびのような辛みがいいアクセントに。

2品目はフレンチ仕込みのシェフが牛煮込みと越冬芋のマリアージュで織りなすシヴェ。10時間以上煮込んだ牛と、芋自体の甘さを生かしたなめらかなマッシュポテトが絶妙のハーモニーを奏でる。
濃厚な赤ワインソースに加え、コーヒーパウダーで苦みと重さのバランスを整える。

さらに今回はちょい飲みセットのほかに、予約制の冷たい茶碗蒸しをオーダー！野菜を飼料にしている4年目の鶏が朝産んだ新鮮卵を使用した希少な茶碗蒸しは、濃厚でコク深。和風の上品な出汁とともに山椒の葉とネギ油でいただく。
春の味覚、山菜3種を揚げたて天ぷらで贅沢に。

通常、飲み放題では到底ラインナップしないような高価なワインも味わえるのがみぬ。そして、ワインを煮詰めて生姜やコショウ、オールスパイスなど30種類以上のスパイスで作ったクラフトコーラ感覚のワインカクテルなど、ノンアルでも十分満足できそう。

フランス語で“子猫ちゃん”を意味する「みぬ」。子猫のように気まぐれだけど、まだまだ発展できる大きな伸びしろがあるという意味なんだとか。週末はみぬでちょい飲みしよう！