麺 あかざわ

和食屋さんの実力を余すところなく発揮したラーメンとはいかに…！？

木のぬくもりを感じさせる清潔感溢れ店内は、カウンター4席とテーブル席12席を配し、入口の券売機で食券を買ってオーダーする。

日本料理の極意である一番出汁が光る「あかざわ」の鰹一番ダシそば、和食の経験を活かし出汁にこだわったあかざわのラーメン店「出汁lab不二」の淡麗煮干しそば、そして「fumotto」のスタンダードとなる醤油そばが、ここのビッグスリー！
本日は、動物系は一切ナシ、煮干しのみで勝負した淡麗煮干しそばを～。

透き通った美しすぎるスープにココロ躍る♪

見よ！これぞ、和食屋さんが生み出す渾身のラーメン！トッピングはあえてのせずに別皿で、和の一品料理のように提供するのが「麺あかざわ」の流儀。麺の上にのせてしまうと、どうしてもその味がスープにうつり、濁ってしまうからと、まずは素のスープの味をじっくり味わうべし。

ひと口めは煮干しの強烈なインパクトと濃厚な旨味を感じる。えぐみや臭みは全くなく、何とも上品で、深みが織りなす複雑な香りと味わいに魅了される。低温でじっくりと出汁をとっているからだというが、そのさじ加減こそが職人技だ。

和田製麺の特注細ストレート麺は、細麺ながらかための食感で、パツンとした歯切れの良さも最高！しなやかにするすると口の中に入っていく。これはもう美味しすぎて、うっかりトッピングを入れるのを忘れてしまいそう！

「トッピングはあくまでも味変アイテムとして楽しんでほしい」という店主の思惑通り。紫玉ねぎはシャキシャキ感も楽しく、スープも華やかになるし、低温調理でしっとりとジューシーに仕上げた豚や鶏胸肉のチャーシューは肉の旨味をプラスしてくれる。メンマ…かと思いきや、これはたけのこの煮物!?う～ん、さすが和食屋の力を感じさせるほど、美味しい～!!

次回は、「fumotto」のスタンダード・醤油そばも食べてみたいし、鰹一番ダシそばも、夏限定の冷し煮干しそばだって…。ラーメン目当てにfumottoへ足を運ぶ人、続出間違いナシだ。