甲府西高校の西側に新たなるフレンチの名店が登場！2024年12月25日オープンした「Chercheur（シェルシェール）」は、格式高いフレンチではなく、フレンチの技法を使った“洋めし” スタイルとのこと。
2025年1月中旬からはフレンチには珍しいランチからディナーまでの通し営業で、コースではなく1品料理をメインに展開するという。

入口のサインプレートを職人さんが手づくりした銅板シェードのランプが優しく照らす。

オープンキッチンのカウンターのある店内は、落ち着いたグレーをベースカラーに、木の温かみも感じられ、ほっと和める雰囲気。
余計な飾りやBGMもあえてなくし、建物も料理も至ってシンプルに…それがChercheur流。「フランス料理を気軽に楽しめるお店」というコンセプトに沿った空間にくつろぐ。

オープンの12月25日から31日までは取り急ぎ、完全予約制のディナーコースのみでスタートを切った。ということで、今回は「その日のおまかせコース」を～。アミューズ・オードブル3品・魚料理・肉料理・パン・デザート2品・食後の飲み物という豪華な構成だ。
まずは、人参の旨味と甘味が際立つ村松佳博シェフのスペシャリテから。甘みを引き出したなめらかな人参のムースに旨味が詰まったコンソメジュレが寄り添い、生ハムの塩味がアクセントに。

柑橘ベースのソースと海老のマリアージュが素晴らしい前菜は、クスクスが華を添える。ニンニクとアンチョビが牡蠣と鶏肉を彩り、カリフラワーをローストとスープの2種の味わいで堪能する。官能的な3種の前菜の後に、皮をパリッとみはふっくら仕上げた真鯛へと続く。

コース料理はこの流れも重要だ。まるでソナタを聴いているかのようなストーリー展開にウットリ。メインのお肉は、1℃で5日間熟成させたという富士桜ポーク！しっとりとした肉感とやわらかさを両立させた最高の味わいを秀逸ペリグーソースとともにいただく。

最初のデザートは林檎のコンポートとジュレを生姜のグラニテでさっぱり、お口の中をリセットする。〆にはコーヒー風味のアイスクリームとフォンダンショコラで、温×冷のハーモニーを楽しもう。
今後の予定はぜひInstagramをチェックしてみて。