山梨県大月市にある「笹一酒造」といえば、自家井戸から湧き出る御前水を仕込水として使用した美酒が愛されている老舗酒造。

酒蔵に併設するカフェ「SASAICHI KRAND CAFE」で、2025年4月18日笹一酒造の酒粕を使ったスイーツが新登場し、話題を集めている。

お酒が飲めない人や子どもでも日本酒の発酵文化が十分に楽しめちゃうことで、大注目の蔵元直営カフェ「SASAICHI KRAND CAFE」。

シックな黒壁と素材むき出しの床が印象的な店内はスタイリッシュなだけではなく、天井に日本酒の原料である稲わらを編んだ筵（むしろ）をあしらい、昔から酒蔵に身近な素材で仕上げるなど、細部にまでこだわりを見せる。

席に座ると、富士山の雪解け水が何十年の歳月をかけてろ過された「笹一の仕込み水」が。なんて粋なはからい！雑味のないクリアな味わいが涼やかに喉を通る。

2025年4月18日からお目見えしている酒粕スイーツは、なんと、絶大な人気を誇るカフェ、あの「Gemminy’s」とのコラボレーションとか！

まずは「笹一 酒粕チーズケーキ」を。なめらかで程よい酸味とコクのバランスが優秀なフランス産クリームチーズと、笹一酒造の香り豊かな酒粕との出会いの物語…。
今は搾りたてのフレッシュな酒粕とのことで、なんとも上品な吟醸香がふわりと鼻孔をくすぐる。さらに麹の奥深い甘みとチーズのコクが調和し、酒粕の爽やかな後味と共に味わう。

その時々の酒粕を使い、様々な味わいの変化を楽しみながら、物語はさらに続いていくのだろう。
濃厚なチーズケーキは日本酒とも合いそうだが、本日は「笹一 仕込み水珈琲」とのペアリングを。笹一の仕込み水を使った、酒粕スイーツにピッタリの中深オリジナルブレンドだ。

大吟醸アイスクリームに、酒粕チーズケーキ、甘酒グラノーラに自家製豆腐白玉と小豆を加えた、贅沢な甘酒サンデーは、「とりあえずぜーんぶ食べてみたい！」という欲張りさんにオススメ！

それぞれの素材の個性がしっかりと際立っているのに、「サンデー」として１つにまとめ上げられているのが凄い。繊細で奥深く、これぞ長きに渡り酒造りと真摯に向き合ってきた蔵カフェならではのスイーツだ。

酒造りの丁寧な手仕事の先に、こんな絶品スイーツが生み出されるなんて…。
酒蔵への新たな門戸を開き、観光客はもちろん、地域の人も気軽に立ち寄れる大らかな空間が広がる「SASAICHI KRAND CAFE」。山梨の玄関口で、日本酒文化の魅力をたっぷりと楽しんでみては。