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2020年7月3日

おちゃのじかん
~大人の秘密基地~

【閉店】

おちゃのじかん 写真1

〇月×日

子どもの頃、家の前には小高い丘が広がっていた。

そこに、近所の仲間と秘密基地を作った。

作っては潰れ、虫にさされ、時には傷だらけ。

近所の大人に見つかって、怒られたってへっちゃら。

こう見えて(どう見えて!?)昔はガキ大将だった。

おちゃのじかん 写真2

何度も何度も作り直した、子どもだけの心躍る隠れ家。

誰にも邪魔されない、密やかなじかん。

おちゃのじかん 写真3

いつの間にか大人になり、置き忘れていった遠い日々。

あんなにエキサイティングだった冒険の記憶も、いつしか薄れていった。

おちゃのじかん 写真4

でも。

見つけた!!

幼い日の胸の高鳴りを…。

仲間と過ごした密やかな日々を…。

あの日の秘密基地を…。

おちゃのじかん 写真5

おちゃのじかん 写真6

たどり着いた先は「おちゃのじかん」。

おちゃのじかん 写真7

穴山の森のなかに佇む小さな一軒家。

鳥のさえずり、目にまぶしい緑、風薫る昼下がり。

おちゃのじかん 写真8

たとえソーシャルディスタンスじゃなくたって、

ここは中庭がいい。

おちゃのじかん 写真9

ランチは本日のベジプレート。

ごはんは、赤米、きび、キヌア、はと豆が入った雑穀米。

メインはカリカリ食感がたまらないひよこ豆のコロッケに、野菜とホモスの生春巻き。

ひしお味噌の豆腐やガーリック香るカリフラワーのオイル蒸し、人参と茎わかめのシリシリ炒め、さっぱりとした新玉ねぎと若芽の梅和えなど、どれも自分では作れないようなものばかり。

おちゃのじかん 写真10

私の大好きなズッキーニは、タリアテッレのようにスライスされて、爽やかなミント風味に。

おちゃのじかん 写真11

そして、この豆とお野菜たっぷりのスープ!!

まろやかな甘みとコクを兼ね備え、カリっとしたクルトンが存在感を放ち、美味の華を添える。

おちゃのじかん 写真12

食後のスイーツは店主手作りのケーキを♪

迷わずレモンケーキをオーダー。

おちゃのじかん 写真13

甘酸っぱいレモンシュガーに、

レモンシロップを染み込ませたしっとりパウンド。

これぞ、私がこよなく愛するスイーツ。

おちゃのじかん 写真14

口いっぱいに初夏の訪れを感じながら、

ブラックコーヒーを味わう。

レモンケーキにはブラックがお似合い。

おちゃのじかん 写真15

至福のおちゃのじかん。

おちゃのじかん 写真16

ここは大人になった私の秘密基地。

おちゃのじかん 写真17

なんにもないけど、なんでもある。

おちゃのじかん 写真18

冒険の追憶の中で、私のおちゃのじかんは

まだ始まったばかり。

おちゃのじかん 写真19
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おちゃのじかん
-韮崎市
おちゃのじかん 写真20
自然に恵まれた、鳥のさえずりや草木の音が聞こえてくるカフェ。地元の野菜をふんだんに使い、可能な限り自…
この記事をかいた人
名前:カンカン

料理と器とワインをこよなく愛するママ編集者。
性格がおおざっぱなため、お菓子作りは失敗しがち。
最近は酵母菌を我が子のように可愛がっているらしい。

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