Release:22.04.08
変わらずに続けること
WEST MOUNTAIN
〇月×日
去年の春のブログも雨だった。
私の春は、どうやら雨の日が似合うみたい。
もう4月だというのに、今日の最高気温は9℃。
寒の戻りも、ほどほどにしてほしい。
そんな寒い日に限って朝から夜まで取材のアポが。
1日中、外出している日は隙間時間の過ごし方が大事。
今日訪れたのは、ウェスタンな装いのウッドロッジが目を惹くカフェWEST MOUNTAIN。
笛吹方面の取材があると、いつもお店の前を通るのに夕方の渋滞を気にして通り過ぎていたお店。今日はようやく訪れることが出来た。
プロフィールにあるとおり、私コーヒーが飲めない。
でもこのカフェブログを2年半ほど続けて、何となくコーヒーの味に違いがあることは分かってきた。あと、こんな私にもコーヒーの好みがあるらしい。
でもそれが酸味?苦み?浅煎り?深煎り?みたいなのは、まだよくわからない。
もうひとつ、ブログで分かったこと。
どのカフェのオーナーも「私、コーヒーに詳しくなくて…」と言うと
「詳しくなくても、美味しいって思ってもらえたらいいです」
「好みですから」
と、コーヒーをいれる人ほど、初心者に優しい。
WEST MOUNTAINでは、どんなに忙しい時間帯でも、コーヒーは1杯ずつ丁寧にハンドドリップしてくれる。
「効率悪いですよね」とオーナーは笑っていたけど、それは先代の頃からのこだわり。
1982年に創業。アメリカの文化とカントリーミュージックが好きなオーナーのお父様がライブ公演を楽しめる喫茶店としてオープン。
その当時から、コーヒーはハンドドリップ、フードメニューもすべて手作り。
創業10年の節目に店舗を改装して、現在のWEST MOUNTAINへ。
その翌年、先代オーナーは病に倒れ、帰らぬ人となる。現オーナーが3歳になった年のことだったそう。
それからは奥様がお店を引継ぎ、オーナーの想いを繋ぐ。
混雑したランチタイムでも、クローズ間際の注文でも、ここで味わうコーヒーはずっとハンドドリップ。
それは40年経った現在も同じ。
そんな家族の歴史が、この一杯に詰まっていると思うと、味がわからなくたって飲みたくなるもの。そして、どうやらこのウエストマウンテンブレンドは私好みの味みたい。
先代直筆のご挨拶に「できればミルクや砂糖はお使いにならない方が」とあったのでブラックで。苦すぎず、軽やかな味わい…だと思う。よくわかんないけど。でも、ひと口飲むと「あ、これ好き」と思えるから、きっと美味しいコーヒーだと思う。
もちろん、コーヒーだけで済むわけもなく、スイーツも一緒に。
オーナーが「自分が食べたい、自分好みのプリンを作りました!」と素敵な笑顔で語ってくれたこだわりのプリン。材料は卵、牛乳、バニラビーンズ、砂糖の4つのみ。
結構な固さと控えめな甘さ、そしてほろ苦いカラメルが特徴の大人のビタープリン。
添えられた生クリームも、さっぱりとした上品な甘さでプリンとの相性◎。
誕生日や記念日に利用する方も多く、そんなときにはデザートプレートも用意してくれる。
クッキングシートで作った即席チョコペンをサラサラ~と走らせたと思ったら、もうこんなに華やかに。
キャラクタープレートなども対応しており「これ、チョコのクオリティ!?」と驚くほどなので、予定がなくてもインスタをチェックしてみてほしい。私のお気に入りは貞本を感じる綾波の投稿。ぜひご覧あれ。
創業当初の想いやこだわりを長年守り続けることは、もちろん容易なことではない。
でも、そのこだわりがあったからこそ、お店のファンが増え続けたのかもしれない。
それはPORTAにも同じこと。40年の歴史に比べること、随分まだまだヒヨコちゃんだけど、PORTAも今月で5周年。
地元のサイトとして、足を運んで取材する。サイト運営において、それはOPEN当初から変わらない。そんなこだわりを守り続けるために…さてと、取材に行ってきます!
本日食べたメニュー
・ウエストマウンテンブレンド
…580円
・自家製焼きプリン
…480円
※全て税込
コーヒーが飲めないサブカル女。
寂しくおひとり様カフェが多いらしいが、たまにキラキラ女子会でリア充を決め込む。
料理はできないくせに、味にはめっぽううるさい。