美しい山岳景観が広がる八ヶ岳南麓、別荘やペンションが集まる中に佇む「qui CUCINA ITALIANA（クイ クッチーナ イタリアーナ）」。
あまりメディアに露出しない隠れ家ながら、リピーターに愛される予約困難な人気のお店。

そう、それもそのはず、店内はカウンター4席と4人掛けテーブル1つの8席のみ。
ランチ、ディナー共に各2組限定の完全予約制レストランなのだ。

こぢんまりとした静かな空間はプライベート感たっぷりで、記念日や大切な人とのスペシャルな時間を演出してくれる。これは誰もが「秘密にしておきたい！」と思うはず。

こちらのフルコースは、2～3カ月ごとに八ヶ岳の自然の恵みとともに変化。
前菜4品と数種類の中から選べるメイン、パスタ、〆のパスタ、パン、デザート、食後の飲み物まで付く、ボリューム満点の内容だ。

本日の1品目は、ホタテを八ヶ岳のかぶのクレマが覆う温かい前菜。
ホタテのしっとり柔らかな食感と甘みを泡状のかぶが包み込み、引き立てる。ほんのり柚子が香り、これからはじまるコースを爽やかに彩る。

コースの定番ともいえる人気の「qui4種の前菜盛合わせ」は、本日も登場！
薄いパイ生地がパリッと食感楽しいジャガイモのミルフィーユに、プルップルの甲州牛と山芋のテリーヌ、粒々のマスタードと相性抜群の富士桜ポークのパテ・ド・カンパーニュ。
ブリュレしたタルトにフォアグラを集めた逸品は、黒いちじくの甘みとまろやかに調和して、まるでスイーツみたい。

甘み、塩味、酸味、コク…とそれぞれに複雑な味わいのハーモニーを楽しめ、これは感激的!!

リゾットや自家製タリオリーニに加え、メインには+1000円で小林牧場の甲州牛A4ランプの炭火焼をチョイスして、〆のパスタは3種類の中から、北杜鹿のボロネーゼを。
ひと皿一皿が五感を刺激し、新たな出会いと驚きを生む。

本日のスイーツは、さつまいものモンブランをグラスデザート仕立てに。
上には甘酸っぱいリンゴのコンポートがのり、中にはリンゴのゼリーにほうじ茶アイスが閉じ込められ、大好きなものが次々と現れる。

「八ヶ岳の恵み×その時最高のものを」
そんなコンセプト通り、期待をはるかに上回る至福のひと時を約束してくれるqui CUCINA ITALIANA（クイ クッチーナ イタリアーナ）。

そこは、単に“美味しい”だけじゃない、この大地への深く大きな愛情と心からのおもてなしに溢れている。