Release:23.05.18
バウムクーヘンスペース~ボードゲーム・カードゲームや学習支援も
昭和町西条にあるカフェ『Freeタイム』で月数回開催されるバウムクーヘンスペースは、アナログゲームや学習支援を通じて、子どもから大人まで交流ができるインクルーシブ(包括的)カフェ。学校や家庭とは異なる、子どもの“第三の居場所(サードプレイス)”として活用できるバウムクーヘンハウス『子どもの部』をご紹介します。
目次
バウムクーヘンスペースとは―“遊び”で広がるコミュニティ
“遊び場カフェ”として、2023年1月にスタートしたバウムクーヘンスペース。
フラッペが人気の昭和町西条にあるカフェ『Freeタイムカフェ』内の一画で月数回運営されるこちらのカフェでは、『子どもの部』と『大人の部』の2つの時間帯があり、運営者である柳澤さんとの会話を楽しみながら、カードゲームやボードゲームといったアナログゲームで遊ぶことができる。
バウムクーヘンハウス『子どもの部』―楽しさから生まれる輪
15時から19時にかけて設定されているバウムクーヘンスペースの『子どもの部』。
この時間帯は、小学生や特別支援学校に通う高等部までの学生が利用でき、柳澤さんとともにアナログゲームで遊んだり、宿題や学習のフォローを受けたりすることができる。
アナログゲームのラインナップは、カードゲームやテーブルゲームがメイン。
ロングセラーの人気タイトルを多数そろえ、どれも小学生低学年から遊べるシンプルなルールながら、大人もつい熱中してしまうゲームばかり。
取材したこの日は、小学1年生の男の子とその家族が利用する姿が。
「今年小学校に入学した長男がアナログゲームで遊べる場所がないか探していたところ、こちらを見つけました」と話すママ。
自身でもアナログゲームを探してみたものの、内容や遊び方がわからず、途方に暮れていたのだとか。
バウムクーヘンハウスでは良質なアナログゲームがそろっているうえに、遊び方も教えてくれるので、こちらの家族のようなニーズにもぴったり。
「どうしたらいいの?」「難しい!」と試行錯誤しながらゲームに熱中する男の子に、ルールや楽しむポイントを丁寧に解説する柳澤さん。
ゲームが終わる頃にはすっかり魅了されたようで、「これ欲しい!」とリクエストする場面も。
ママも「遊び方が分かったので、家でも子どもと楽しく遊べそうです」とにっこり。
運営者の想い―子どもの心の拠り所を目指して
バウムクーヘンスペースを運営する柳澤さんは、学校教育や障がい者支援を学ぶ現役の大学4年生。
学業に励むかたわら、ボランティア活動を行うサークルに所属し、これまで子ども向けのイベントや子ども食堂の運営に携わってきた。
「バウムクーヘンスペースは、自分が子どものころに家族や友人とアナログゲームで遊んだ経験がベースになっている」と話す柳澤さん。
幼少期はテレビゲームを持っておらず、もっぱらアナログゲームで遊んでいたそう。
その時に、プレイヤー同士で会話が盛り上がったり、勝つために知恵を絞ったりした経験を、今の子ども達にも体験させてあげたいと考え、“遊び”と“学び”を軸としたカフェの運営を始めたという。
「子ども達にとって、遊べて、学べて、心の拠り所になる場所にしたい」という理念のもと活動する柳澤さん。
現在は遊びメインの小学校低学年の利用が多いが、今後は中・高学年の子ども達の学習支援にも力を入れていきたいとのこと。
開催日や利用状況はInstagramで日々更新しているので、利用希望者は事前にチェックを。
バウムクーヘンスペース利用概要
【利用予約】
InstagramのDMもしくはホームページの予約フォームより
【開催内容】
子どもの部・大人の部(下記表を参照)
・小学校1年生~6年生
※保護者の見守り・ゲームの参加OK
・アナログゲーム
・交流