FUJI KIDS FASHION SHOW富士吉田ナーサリーココ

ショーの前日、子どもたちはファッションショー本番に向けて衣装作りに挑戦した。
真っ白なワイシャツに描くのは、自分の“好きなもの”や“将来の夢”。子どもたちはたくさんあるアクリル絵具の中から好きな色を3色選び、ワイシャツに色をのせていく。

あえて形あるものは描かず、アクリル絵具を筆で飛ばすように抽象的にデザインを描いていく。グラデーションや色の重なりから、クールな印象になったり幻想的なデザインに見えたりして、不思議～と子どもたちも楽しそう。

前田さんや先生たちの優しい声かけにより、子どもたちはどんどん個性を発揮し、自由に心のありのままの世界が表現されていく。

見ている大人の方がワクワクするほどの、多彩な作風の衣装のできあがり！
みんなの“好き”がたくさん詰まったカラフルな衣装を身に纏い、明日はいよいよ本番だ！

真っ赤なランウェイの両脇には、子どもたちの応援に駆け付けた保護者や会場に訪れた大勢の人が見守る中、いよいよFUJI KIDS FASHION SHOWがスタート！

手形で描かれた虹のゲートから１人ずつ登場し、かわいらしくポーズをきめる子どもたち。思い思いにデザインした華々しい衣装を身に纏い、堂々とランウェイを歩く姿に保護者から大きな拍手が沸いた。
胸がジーンと熱くなるアットホームな雰囲気に包まれ、最後には前田さんがランウェイに登場！

会場にいる全員がプロの圧倒的オーラに魅了された。
「ランウェイではひとり一人が主役になれる。自分の弱みやコンプレックスから解放されると、それは圧倒的オーラを放つ自分の強みとなります。ファッションショーが子どもたちにとって、そんな特別な経験の場になってほしい」と話す前田さん。
世界へ羽ばたき、それぞれの個性を武器に活躍する前田さんらしいメッセージだ。

前田さんの優しく穏やかな人柄が会場を包み、大盛況でFUJI KIDS FASHION SHOWは幕を閉じた。
きっと、子どもたちにとって宝物のような1日になったに違いない。
 
7月には、山梨県富士吉田市の聖徳幼稚園（福源寺・本堂）にてFUJI KIDS FASHION SHOWを開催予定。前田一翠さんの、今後の多方面での活躍にも注目したい。