ぶどう畑に囲まれたぶどうとワインの聖地、勝沼に話題の新店「ヤギとライオン」が2023年10月20日にオープンする。抜群のロケーションの中でいただく絶品エスニックランチを堪能すべく、ひと足早くお店へ。

場所は“原茂ワイン近くのテニスコートだったところ”ということで、原茂ワインを目指すと比較的わかりやすそう。駐車場も広々～◎。
“ヤギとライオン”はその名の通り、山羊座の滝澤眞雪さんと獅子座の大津さんの若きおふたりが営むお店。

大きな窓が開放感を演出する店内は、カウンター席をメインに4人席と2人席のテーブルを1つずつ配し、スパイスのいい香りが鼻孔をくすぐる。

設計事務所を併設している店舗だけあり、内装もインテリアもセンス抜群！
椅子ひとつをとっても、ハタオリの街、富士吉田の渡辺織物と長野の家具杣添がコラボしたものや、ミナペルホネンとマルニ木工とのコラボ、地元作家さんの作品などが揃い、とってもおしゃれだ。

お昼にはエスニックな逸品が楽しめるということで、早速看板メニューのバインミーを実食！カフェ専門学校でパンやコーヒー、製菓を学び、その後東京のエスニック料理店で腕を磨いた大津さんが腕を振るう。

塩山にあるオオトパンのボリュームたっぷりの大きめパンに、フジザクラポークの自家製チャーシューをドドーンとはさみ、パクチーも贅沢にイン。
ひと口食べたら、んんん…!?この味のアクセントは…？？そう、パンに薄く塗った、口当たりなめらかでマイルドな信玄どりの手作りレバーパテとアイオリソースが驚くほど美味しいのだ。
バインミーのパテには生クリームを入れ、夜のおつまみのパテはワインに合うよう濃厚にアレンジするなど、細部までこだわる。

そのほか、香り高いジャスミンライスに贅沢な野菜の副菜数種類と、オイスターとナンプラーで味付けした肉そぼろのベトナム風混ぜごはん「コムアンフー」もおすすめ。
すり鉢で混ぜて丁寧に手づくりした別添えの自家製スイートチリをかければ、これまた味変して、グングン箸が進んじゃう！
地元農家さんのピーナッツも食感楽しく、美味を彩る。

夜はソムリエの滝澤さんセレクトのこだわりのワインが味わえるワインバーに。ワイナリーが密集するこの地域だからこそ、海外ワインを豊富にそろえ、「ディスカッションや勉強の場にもなれたら…」と、滝澤さん。
ワイングラスを傾けながら、大津さんの「美味しい」ことに注力したジャンルを超えたおつまみの数々をぜひ。