ハンドドリップコーヒーとキューブパンの大人気キッチンカー「TANTAN」が、2024年10月15日「丹々珈琲店」として生まれ変わった。甲府市宝のユニタス外語学院 甲府本校 3号館にあり、入口は裏を回り階段で2階へ。

看板の向こうに、ひっそりと隠れ家感漂う1軒が。思わず、自分だけの秘密にしておきたくなる、そんなお店。

靴を脱いで店内にあがると、カウンター席をメインにテーブル席が２つあり、こぢんまりとした居心地のいい空間が迎えてくれる。

キッチンカー時代から人気を誇るキューブパンはテイクアウトもできるが、イートインではこんがりとリベイクしてくれるので、また新たな美味しさを発見できるはず。

カウンター席に座って抽出風景の一部始終を眺められるという、なんとも贅沢なひと時を満喫できるのも嬉しい。お湯を注ぐたびにコーヒー豆がふっくらとドーム状に膨らみ、ネルフィルターの起毛の間を滑り落ち、黒い液体となって静かに落ちていく。
ポットを持つ手をゆっくりと丁寧に動かし、そして次にネルフィルターを持つ手がしなやかで繊細に動いていく様子は、ホント職人技でウットリ見惚れてしまう。

本日は昭和レトロな味わいの「ウインナー珈琲」を。
ざらめを沈ませ、香り高くほどよい苦みが感じられるように濃い目に抽出したコーヒーを注ぐ。ふわりとゆるく泡立てたクリームをたっぷりと。
最初のひと口は冷たいクリームの滑らかさを唇で感じ、ほろ苦いコーヒーが口の中へと滑り込む。軽く混ぜてほんのり甘いクリーミーで濃厚な味わいを楽しんだら、最後は底に残ったざらめをスプーンですくって食べるのがオツな楽しみ方。このワンスプーンが何ともいえない至福のひと時をもたらしてくれるのだ。

コーヒーと共に味わいたいのが、トーストメニュー！マスターお手製の山型食パンを贅沢に厚切りして、シンプルにバタートーストに。バターがジュワっとしみて、パンの美味しさがより際立つ。

ホワイトソースも手作りしているというクロックムッシュはランチにもオススメの逸品。トロリとチーズがとろけ、パリジャンさながらに手づかみでカリカリといただこう。

食後のサムシングスイーツにはぜひレトロプリンを。固すぎず、なめらかすぎずの絶妙なプリプリ具合はお見事！ほろ苦いカラメルで、コーヒーとの相性も抜群だ。

最近ブレイクしている「シェケラートオ・レ」も！
カクテルのようにシェイカーを振って作るイタリア版アイスコーヒーだが、想像を絶する美味しさでビックリ!!きめ細かい泡で口当たりがまろやか～。こちらとにかく繊細な飲み物で、美味しいシェケラートはバリスタの凄腕の証とか。夕暮れ時や、アルコールを入れて夜お茶に飲みたい。
「丹々珈琲店」で、極上のコーヒーの日常を！