Release:24.04.18
Tenbo hoshikuzu restaurant Gaia
展望・星屑レストラン
ガイア
[山梨市/洋食]
富士山を望み、雄大な山々を一望できる「山梨県笛吹川フルーツ公園」の高台に佇むガイアは、夜になると目の前に宝石箱を散りばめたように甲府盆地が光り輝き、文字通りの展望・星屑レストランの美しさを魅せる。非日常を味わいながら、ドラマティックなひと時を彩るロケーションには、夜景と美食が叶うこんなスペシャルなレストランを選びたい。
東京ドーム約7個分の敷地内に桃やさくらんぼ、りんごなどの様々なフルーツが栽培されている公園内は、とにかく眺望が素晴らしい。昼間は富士山や甲府盆地の桃源郷を眼下に、夜は「新日本三大夜景」の美しすぎる眺めにひたすら感動!ライトアップされた半円球のガラスドームが何とも幻想的に浮かび上がり、レストランに着くまでの長いアプローチさえ、小さな高揚のはじまりへと変わっていく。圧倒的な絶景と、厳選素材のうまみを活かしたコース料理の非日常エンターテインメントの幕開けとなって…。
山梨食材で演出する多彩な味わいの世界
ガイアの料理を一手に引き受ける神田真二氏は、フランスのミシュラン星付き店で研修後、都内の有名店を経験しフレンチの道約35年という熟練シェフ。豊かな地元の食材を料理人のテクニックと独自の感性でオンリーワンのコース料理に昇華させ、山梨の食文化をクリエイトする。カジュアルなプリフィックスセットコースだからこそ、オードヴルはボリュームを持たせ、アレンジも多彩に…という。
本日のオードヴル6種は、ほぼすべてどこかに県産食材を使用。県産いちごと生ハム、信玄鶏のガランティーヌ、桃源ポークのパテ、桃源ポークのリエットをバゲットにのせて。シュー生地にチーズを混ぜて焼いたグジェールは中に県産の干しぶどうを刻んで、華やかな香りを纏い、後味軽やかに、ワインと楽しみたい。
フルーツサラダには四季折々の旬の果物をたっぷりとあしらい、フレンチドレッシングはあくまでもサブ的に。それそれのフルーツ本来の甘酸っぱさやみずみずしさを生かし、ジューシーな酸味、甘み、苦みをそのままドレッシングがわりに味わえる。
メインディッシュを4種類から選べるというのが、このプリフィックスセットコースの醍醐味のひとつ。肉料理は信玄鶏のグリル、桃源ポークのグリル、富士山麓牛の赤身ステーキ(+1,320円)と、こちらも山梨県を誇るブランド肉がズラリとラインナップする。魚料理はその時々によって変わるが、本日は真鯛のポワレ。皮目をパリパリに焼き上げ、身はふっくらと仕上げ、自家製バジルソースや色鮮やかな野菜が彩りを添える。
それも甲乙つけがたいが、やはり特筆すべきは全身まるごと美味な富士山麓牛の赤身ステーキ!しっかりとした赤身はとてもやわらかく甘みがあり、全国の食通を魅了する。山梨の自然が育んだ芳醇な旨味を、りんごやバナナなどのフルーツを隠し味にした醤油ベースの和風特製ソースがまろやかに包み込む。
ペアリングするなら、黒い宝石とよばれる新種「ビジュノワール」を。ブルーベリーのような香りの中に、しっかりとしたタンニンを感じ、肉本来の旨味や甘みをより引き立ててくれるはず。
コースを締めくくるのは、パティシエが腕をふるった本日のデザート「たっぷりイチゴのミルフィーユ」。味覚を塩味から甘味に緩やかにシフトチェンジできるよう、サクサクのパイ生地にカスタードクリームがたっぷりと。苺の酸味と甘さがバランスよく、ワクワクする楽しさが隅々まで行き届く。
+1,870円で記念日用のスペシャルプレートに、BGM&ダウンライト、テラスのシャボン玉までを演出。記念日の種類はもちろん、年齢や性別、趣味嗜好に至るまでを聞き取り、旬のフルーツやスイーツを中心にアレンジしてくれるという。
バースデープレートやアニバーサリープレートに並んだスイーツたちは、そんな聞き取りからイメージを膨らませた、見目麗しパティシエ渾身の逸品。サプライズは小さなエンターテインメイント。パティシエの感性と技が織りなす「一瞬のきらめき」そのものだ。
取材を終えて…
シックで落ち着いた空間を光り輝く夜景が照らし出す中で、山梨県産の厳選素材の旨味をとことん活かしたカジュアルコースを堪能する。山梨の食材をどう見つめ、どんな料理へと昇華していくのか…。“記憶に残る時間を”をポリシーにお料理や演出を提供している総支配人の思いがこもった、唯一無二のレストランだ。