特に何に凝っているわけじゃないのに美味しいなんて…スゴイ~。昔懐かしい手作りの味で老若男女問わず、誰をも虜にする魅惑の味とはいかに…。
敷島文化会館をさらに上った、敷島団地内。気を付けていないと、うっかり通り過ぎてしまいそうになる。そんな場所に、街の小さな食堂はあった。昭和を思わせるノスタルジックなお店。暖簾をくぐり戸をガラリと開けて入ると、「いらっしゃい!」と威勢よく出迎えてくれる店主の声が響く。何だかほっと心がやわらぐ、懐かしい雰囲気。40年以上にわたり、地元に愛され続ける理由がそこにはある。
「こだわりはないが、思い入れはある」という店主。先代が亡くなり、サラリーマンだった店主が店を継いだのは、子どもの頃から慣れ親しんだ“我が家”の味が、永久に消えてしまうのはあまりに寂しいと思ったから。
「普通に作ってる普通の餃子だよ」と店主は笑う。普通の餃子が、普通に美味しい!いや、めちゃくちゃ美味しい!これに秘密がないとは…‼そんなはずはないくらい、美味しいのだ。
1人前(10個)600円(税込)
※ハーフ(5個)300円もあり
肉がぎっしりパンパンに詰まった薄皮の餃子はカリッと焼きあがり、肉の旨味がジュワッと舌から喉まで染み渡る。薄皮が破けないのは熟練のなせる業!
ニンニクと生姜にラーメンだれを効かせ、肉の食感がかたくならないようにキャベツはしぼらないのがあかつき流。
家庭用フライパンで普通に蒸し焼き。初めて食べてもどこか懐かしく、昭和から変わらぬ味で愛され続ける。「母ちゃんが作る味に似ている」と今日も多くのファンが集う。
ご愛読ありがとうございました!
今回の「焼き鳥」で本連載企画は最終回となります。
また、新たな形で連載を企画中ですので乞うご期待!
長い間ご愛読ありがとうございました。
餃子1枚で10個!(ハーフもあり)ですが、ぺろりと食べられるくらいの美味しさ。特に何に凝っているわけでもなく、昔懐かしい手作り餃子の味です!