日本全国の珍しい日本酒や焼酎がズラリと並ぶ。すべては酒に合うつまみ…という観点からの料理も、どれも美味しいと常連さんが集う。そんな常連が絶対頼むという唐揚げとは…。
特に誰かから習ったのではなく、師匠直伝レシピでもなく、店主の遠藤さんが実際に食べて自分が「うまい!」と思った調理法で仕上げた、いわば自己中な唐揚げ。特別難しいことは何もしていないというから、余計にその美味しさに驚くのだ。
作り方はいたってシンプル。面倒な仕込みは一切なし。注文が入ったら、鹿児島から届く濃い口の薩摩醤油で、よくもみこむだけ。
国産鶏に片栗粉をまぶしたら、高温で一気に揚げる。二度揚げはせず、高温→低温→高温と火加減を調整することで、外側はカラッと、中はしっとりジューシーな揚げ具合を実現するのが遠藤流。
すべては自身の持つ感覚勝負。あくまでとことん自己中を貫くのがポリシーなのだ。
ニンニクとブラックペッパーがガツンと効いた頑固一徹の唐揚げは、ストレートな旨さで訪れる人の舌を魅了する。
650円(税別)
ナント、ネーミングまで自己中!?「いやいや、ホントに揚がるまでに時間がかかるからね。とりあえず唐揚げって頼む人が多いから、そんなにすぐ出ないよってこと~」と遠藤さんは笑う。
豪快な大きさの唐揚げはかぶりつくのが一番!鶏肉にもみ込んだ余分な醤油は捨てるため、しっかり肉と馴染んだ薄味で、肉そのものの旨味も堪能できるのがいい。
夏は少し醤油を効かせたり、子どもにはブラックペッパーを省いたりと、きめ細やかな心遣いも…。
ご愛読ありがとうございました!
今回の「焼き鳥」で本連載企画は最終回となります。
また、新たな形で連載を企画中ですので乞うご期待!
長い間ご愛読ありがとうございました。
とにかくジューシーで味付けも最高です!もう家では、子どものお弁当以外では唐揚げを作らないと思います!笑
大きくて肉厚!下味がしっかりついてて、白いご飯が欲しくなっちゃう。