Release:23.09.08
ひび粉引浅鉢7寸 6,600円〜
竹本 ゆき子
山梨県上野原市で制作。やわらかく深い…木やわらの灰など自然のものを釉薬として使った竹本 ゆき子さんの器は、素朴な温かさに溢れる。土っぽさを感じる質感やすんなりと手に馴染む心地よさに包まれて、毎日使い込むうちに表情を少しずつ変えていく。
粉引きは染み込みやすく敬遠されがちだが、気負わずに育てるように使って、経年変化をむしろ楽しもう。
粉引を長く楽しむポイント
使い始めに、まず「※目止め」をすると汚れ防止だけでなく、しっとりとした質感で長く愛用できる。また、毎回使う前にさっと水にくぐらせてから使うことで、シミになりにくく。
※「目止め」とは…器を使い始める際に、鍋にお米のとぎ汁と器を鍋に入れて、弱火で15分ほど煮る。鍋ごと自然に冷めるまで放置して冷まし、表面のぬめりを洗い流して乾かす。面倒なら30分以上(できれば一昼夜)水の中に浸け、しっかりと水分を吸わせるだけでも。
ハーブを生けて楽しむ
植物の灰を使っているから土っぽいザラっとした質感が、ハーブなどとも相性がいい。庭にあるハーブなどを摘んで飾れば、いままで気がつかなかった、器の新たな魅力を引き出すきっかけに。
洋のランチプレートとして
和食はもちろんだが、洋食にもお似合い。ショートパスタとパンをのせて、ささっとひとりランチに。うどんや冷やし中華など丼みたいに使ったり、1人分の簡単料理に重宝する。家族のおかずを盛るにも◎。
旬の果物を使ったサラダボウルに
サラダというとガラスの器が定番だけど、こんな和のお皿でも違った表情が楽しめる。色がとてもきれいに見えるだけでなく、何をのせても、そっと寄り添うようにのせるものを引き立てる大らかさが魅力だ。
1978年大阪府生まれ。
京都で陶芸を学んだ後、青木亮氏に師事した最後の弟子。
2020年山梨県上野原市に工房、窯を移築して現在に至る。
窯焚きの面白さを感じながら、灰釉に魅せられ作品作りに取り組んでいる。
竹本ゆき子さんの作品は、灰釉をはじめ、粉引、薪、粉引灰釉など、いろいろな作風で人気がある。
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暮らしの道具と喫茶 やまいち
山梨県甲府市下飯田2-3-6 坂本アパート1号
日本各地の作家が作る永く使いたくなる道具、背伸びしないおやつ、ドリンクがラインナップするショップ&カフェ。