Release:22.02.11
純愛バレンタイン
PORTLANDIA Cider Bar & Café
〇月×日
今から1800年くらい前、ローマのバレンタイン司祭が殉教した。
当時の皇帝クラウディウス2世の反感を買ってしまったからだ。
皇帝は強兵策の1つとして、兵士の結婚を禁止していた。
これに反対したバレンタイン司祭は、その命に反し多くの兵士たちを結婚させたのだ。
そして、270年2月14日、彼はこの世を去った。
お分かりの通り、バレンタインの起源にチョコレートなんて一切関係ない。
そもそも当初、聖バレンタインデーは司祭の死を悼む宗教的行事だったのだ。
だから、2月にチョコレートを贈ったり、食べたりするのは変だ。
なんて私が言うと思った?
こじつけ結構、御都合主義万歳!
チョコレート大好き!
そんな2月の上旬にやってきたのは、朝日通り商店街にあるPORTLANDIA Cider Bar & Café。
昨年の7月に山梨初ハードサイダー専門店としてオープンしたお洒落なカフェ。
店名の通り、アメリカのポートランドを感じさせるお店らしい。
落ち着いた色合いの店内に、アンティークのアメリカ雑貨やインテリアアートが飾られている。しかも、これらは購入できるみたい。
ちょうどお昼時ということもあり、ご飯ものに目が行く。
でもオーナーが「バレンタイン限定でチョコレートケーキにアイスを付けます」なんて言うから、それはもう頼むしかない。
限定に弱い私は、冬季限定のジンジャーメイプルラテも一緒に注文。
こういう何気ない雑貨を見て歩くバレンタインデートとかしてみたい。
「見て!これ、どうやって作るんだろう…」
「これは、パーツを入れて中で組み立てるんだよ」
「なんでも知ってるんだね」
「僕、最強だから」
なんて言ってくれる、身長190cmの白髪美形碧眼教師とデートしたい。
「これは何だろう。PとSって書いてある…。」
「高菜、明太子」
「あ!スパイスボトル!」
「しゃけ!」
なんて言ってくれる、悪ノリ大好き口元蛇の目のおにぎりボーイとデートしたい。
相変わらずの妄想デートで意識を飛ばしていると、ケーキとラテが到着。
このジンジャーメープルラテ、程よい甘みと生姜のスパイシーさが絶妙。
緒方恵美大先生演じる乙骨先輩が幼馴染の里香ちゃんに貫いたのは純愛。
こちらのチョコレートケーキは動物性不使用、グルテンフリーで作られているそう。
言われなければ気づかないほど、コクのある味わいで驚き。
「アイスに牛乳を使っているから、なんだか変かな」とオーナーは笑っていたけど、私は動物性も植物性も美味しくいただく美食系だから問題なし。
明日は東京で積雪20cmの予報が出ている。
山梨でも雪予報で、既に休校になっている小学校も。
ホワイトクリスマスならぬ、ホワイトバレンタインなんてのも意外と乙かも。
本日食べたメニュー
・グルテンフリーチョコレート
(2/11~2/14限定イートインでアイス付き)
…350円
※全て税込
・ジンジャーメープルラテ
(冬季限定)
…550円
※全て税込
コーヒーが飲めないサブカル女。
寂しくおひとり様カフェが多いらしいが、たまにキラキラ女子会でリア充を決め込む。
料理はできないくせに、味にはめっぽううるさい。