Release:22.02.25
マメハチドリ
~一汁三菜の救世主~
〇月×日
編集の仕事はとにかくハード。
日中あちこち取材に飛び回っていると、多方面から情報が舞い込んできたり、思いがけずいいネタを見つけたり、人の話をヒントにアイデアが浮かんだり。
知ってしまったら追わずにはいられないのが編集者の性というもの。
また新たな企画を立てて…な~んてしていると原稿がどんどんたまり、締切が猛スピードで追いついてくる。
不規則な毎日が続いて、あぁ何だかカラダが重い…
そんな日は、デトックス効果抜群のあのカフェへ!
山梨市駅前のロータリーのすぐ横にある小さなお店。
以前は、料理研究家マイマイちゃんこと真藤舞衣子さんの「my-an(まいあん)」というお店だったところ。
2021年6月に新たに「マメハチドリ」という名前になったけれど、実はmy-anの店長が引き継ぎ、お店もメニューもそのままにオープンしているのだ。
やわらかな日差しに、風もしばしまどろむ昼下がり。
ここに来る理由は、お料理目当てなのはもちろんだけど、忙しない日常の中のほんのわずかな隙間をほっこりとうめたいから。
こぢんまりとした空間だけど、ゆったりと心地いい時間が穏やかに流れていく。
ランチは一汁一菜から三菜までが選べて、汁物はスープか味噌汁を、副菜はその日のメニュー数種類の中から好きなものをチョイスできる。自然の素材を生かした、手作りの滋味溢れるごはんは、心もカラダもデトックスしてくれる私のルーティン!
この日は、野菜たっぷりスープにごぼうと人参のきんぴら、豆もやしと鶏の炒めもの、自家製ごま豆腐の一汁三菜を。
大好きな芽キャベツまで入った野菜ゴロゴロスープは、体の芯まで温めてくれる。
我が家の食卓でお馴染みのきんぴらだって、ほら、この細さ!
これすべて手切りというから、プロの技は違う。切り方ひとつで口に入れた時の香りや舌触り、味の広がり…すべてが変わってくるのだ。
手間暇を惜しまず、丁寧に心を込めて作られた料理が疲れを一気に吹き飛ばし、エネルギーを注入。料理の力ってすごい!
そして、食後の大好きなコーヒーとスイーツタイム♪
自家製ぶどうジャムとアールグレイのマフィンを、AKITO COFFEEのコーヒーといただく。
コーヒーにちょこんと添えられたミニクッキーがこれまた美味。
ひと口分のささやかな幸せを噛みしめる。
外はカリッと、中はしっとり。生地に練り込んだアールグレイの風味と甘酸っぱいぶどうジャムが、ちょっぴり大人味のマフィン。
美味しい時間が、私に落ち着きと調和をもたらす。
店を出るころには心もカラダもすっかり軽くなって、足取りも軽やかに。
一汁三菜の救世主に感謝!
-山梨市
料理と器とワインをこよなく愛するママ編集者。
性格がおおざっぱなため、お菓子作りは失敗しがち。
最近は酵母菌を我が子のように可愛がっているらしい。