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Release:22.05.20

カフェ・ドマニテ
~心の奥の懐かしい風景~

カフェ・ドマニテ 写真1

〇月×日

結婚して初めて住んだ山梨で、なぜか懐かしさを感じた小さな町、芦川町。

昔よく行った練馬のおばあちゃんちと同じ空気が流れる町。

カフェ・ドマニテ 写真2

誰もが心の奥にもっている、日本の田舎風景…。

それってもしかしたら実際の風景じゃなくて
記憶に残っている体験やイメージが創り上げた心象風景なのかもしれない。

カフェ・ドマニテ 写真3

21年芦川町にオープンした「カフェ・クラッソ」が23年8月26日、「カフェ・ドマニテ」として、移転しリニューアルオープン。

レトロ感漂う笛吹市営バス「鶯宿」バス停の目の前に。でも、このバスも今年にはオンデマンドバスに変わってしまうよう…。

カフェ・ドマニテ 写真4

地元の活性化のために学生たちとリノベーションした、築200年の古民家は、そこに流れる凛とした空気感が、風土に寄り添い、紡いできた長い歴史を感じさせる。

カフェ・ドマニテ 写真5

店内は、靴を脱がずに縁側感覚で地元の人がお茶をのみにこられる土間席と、靴を脱いで上がるテーブル席があり、地元客も観光客も同じ空間を共有しながら、芦川を満喫する。

カフェ・ドマニテ 写真6

今回は、ワンプレートランチにデザートとコーヒーか紅茶が付くランチコースをセレクト。

デザートは3種類のスイーツの中から好きなものが選べる。

チョコレートケーキ、チーズケーキに…なんと、私の大好きなカスタードプリン!

これは迷わずカスタードプリンとコーヒー党の私はコーヒーで決まり♪

カフェ・ドマニテ 写真7

山の恵みをたっぷりに受けたワンプレートには、自家製ベーコン入りのカボチャとクリームチーズのキッシュに、鶏のガランティーヌ!

鶏もも肉の中にぎっしり合挽肉を詰めた、しっとりガランティーヌはプロの味わいを堪能できる。

季節の手作りソース(取材日はいちご)と楽しめば、上品で華やぐ本格フレンチに~。

カフェ・ドマニテ 写真8

キャロットラぺ、キノコのマリネの小鉢と、畑でとれた野菜サラダがどっさり。

毎日営業日にはここで焼いているというプチパンはもっちりふわふわ♪

カフェ・ドマニテ 写真9

近所の農家さんがつくったお野菜たっぷりのポークビーンズは、家庭料理のようなほっこりとした優しい味わいに溢れ、旬の素材に心躍る。

カフェ・ドマニテ 写真10

お食事の締めくくりは、いつもほのかな苦みを楽しむコーヒーと魅惑のスイーツ。

カフェ・ドマニテ 写真11

表面は昔ながらのかためプリンながら、スプーンですくうと、ねっとり濃厚なカスタードにほろ苦いキャラメルが絡む。

んんんん~たまらない~。

烏骨鶏の卵を使ったこちらのプリンは、こっくりとなめらかで、たまごの味が濃く、ほろ苦さと甘みのバランスが絶妙だ。

カフェ・ドマニテ 写真12

心もお腹も満たされ、ふと外を見ると、秋風にコスモスが揺れ、黄色く色づいたセイタカアワダチソウが芦川の空き地を賑わせていた。

カフェ・ドマニテ 写真13

ついつい、奇抜なものや目新しいものに目がいきがちで、身近にあるものの価値にはなかなか気づかない。

でも、心を動かす美しい風景は、こんな何気ない日常のワンシーンの中にあるのだ。

カフェ・ドマニテ 写真14

連なる山々の中で、積み上げられた石垣と点在する兜づくりの民家。

芦川の古き良き美しい景観は、きっと多くの人の心を満たし、生きるヒントを教えてくれるだろう。

世代を超えて、心の奥に息づく懐かしい風景として…。

カフェ・ドマニテ 写真15
カフェ・ドマニテ

カフェ・ドマニテ

住所 山梨県笛吹市芦川町鶯宿89
TEL 055-298-2340(民宿クラッソ共通)
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この記事をかいた人
名前:カンカン

料理と器とワインをこよなく愛するママ編集者。
性格がおおざっぱなため、お菓子作りは失敗しがち。
最近は酵母菌を我が子のように可愛がっているらしい。

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