カルダモンやマサラ、コリアンダーなど多彩なスパイスを使うインド料理は、地域や民族、宗教の影響を多大に受け、多種多様。インドといえばカレーを一番に思い浮かべるが、そもそも「カレー」は外来語でインドにカレー粉はなく、香辛料を使った煮込み料理が豊富。大きくは北と南、それぞれ菜食(ベジ)とノンベジに分けられる。
世界で親しみがあるのは北インド料理が中心。北部のカレーはバターや生クリームにクミンやガラムマサラを使いクリーミーで濃厚、主食はチャパティなど。日本で馴染みのあるナンは、実は宮廷料理で高級食材の部類。南部のカレーはココナッツミルクにレッドペッパーなどを使いスパイシーで、ごはんにかける。ベジタリアンも多い。
その他の特集はこちら