Release:19.11.20
【vol.1】きっずいちのみや/子育て支援センター潜入ルポ
山梨県笛吹市にある地域子育て支援センターきっずいちのみや。一宮児童館と同建物にある未就園児の親子が利用できる施設。充実したママ向けサークルが人気で、活動は各サークルごとに月1回。誰でも利用できるプレイルームも!
目次
「きっずいちのみや」に行ってきた!
一宮児童館と同じ建物の中にある地域子連れセンターきっずいちのみや。
2歳くらいまでの子どもがいるお母さんたちが多く利用するこの施設には、里帰り出産で帰省している市外の人が訪れることも多いのだそう。
きっずいちのみやの最大の特徴は、お母さん向けのサークルが充実していること。
現在活動しているのは、双子以上の多胎児を持つお母さん向けの“ふたご・みつごサークル”、第一子を出産した年齢が35歳以上のお母さん向けの“アラフォーサークル”、今年1歳になる子を持つお母さん向けの“ベビーサークル”、ママ友を増やしたいお母さん向けの“ママ友サークル”の4つ。
取材に訪れた日はちょうどアラフォーサークルが開催されるということで、急きょ飛び入り参加させていただくことに!
午前10時40分頃、専用のサークルルームにて和やかな雰囲気の中スタート。
この日集まったのは、計7組の0~2歳の子どもとそのお母さんたち。まずは子どもをひざに乗せて歌遊びから。おなじみの歌のようで、子どもたちは大はしゃぎ!
続いて朝の歌をみんなで合唱。こちらもみんなでいつも歌う定番の一曲。
次に現れたのは、手のひらサイズの小さな扉。
歌に合わせて子どもがその扉をトントンすると、中には名前入りの別の子どもの顔写真が!
取り出された写真は、写っている本人が受け取りに前に出てくるシステム。これなら参加している子どもの顔と名前がすぐに覚えられそう!
そのあとは、各回ごとに企画されるイベントの時間。今回行われたのは、子どもの手形や足形で作るぺったんアート。
子どもたちの可愛い手形や足形をお母さんたちがデコレーションして、パンダさんやゾウさんに大変身!世界に1枚だけの素敵なぺったんアートのできあがり♪
サークル中は、進行スタッフの他に常時2名以上付き添ってくれるから、お母さんが制作に集中していても安心。
サークルの内容もさることながら、手厚いフォロー体制もお母さんたちに人気のポイント。その居心地の良さに、はるばる市外から参加しているお母さんもいるほど。
12時頃、終わりの歌をうたって終了。そのままランチタイムに。お弁当の持ち込みは自由で、当日9時半頃までに電話予約すればお弁当注文も可能。
みんなで一緒に食卓を囲めば、子どもたちの食欲も一段とアップ!「その子ども用エプロンどこで買ったの?」「この子、最近好き嫌いが出てきたんだよね~」と、お母さんたちの会話も弾む。
この日はたまたまパルシステムの試食会も。
なんでも、きっずいちのみやはパルシステム商品の配達拠点『ステーションパル』でもあるのだとか。
アラフォーサークルをはじめ、きっずいちのみやが運営するサークルは毎年4月からスターして、翌年の3月までの1年の間に毎月1回開催される。
サークルメンバーの募集は2~3月で、情報は笛吹市の広報に掲載。笛吹市民が優先ではあるものの、キャンセルや空きがあれば市外の人も申し込みも可能。
また、3月にサークルが終了したあとも、お母さんたちだけで運営する“仲良しサークル”として継続してもOK!サークル内に笛吹市民が2人以上いればサークルルームの無料貸し出しもあり、サークル活動したいお母さんにとって嬉しいサポートが整えられている。
「平日の昼間に吹奏楽をやりたい」というママの願いから始まった“吹奏楽サークル”なるものもあるんだとか。
もちろん、サークルに参加していないお母さんたちの利用も大歓迎!
笛吹市外の人も利用できるプレイルームには、乳児期から遊べそうなおもちゃや絵本が並ぶ。
誰でも使える冷蔵庫と電子レンジも完備しているので、お弁当やミルクの持ち込み時も便利。
プレイルームでもスタッフの方々の温かいホスピタリティーは健在。
初めて一人で訪れるお母さんにも優しく声掛けをして、他のお母さんとの交流のきっかけづくりをアシストしてくれる。
月に一度の助産師による身体測定&子連れ相談や、定期開催されている専門の心理カウンセラーによる無料の相談会など、日々子連れに奮闘するお母さんに寄り添ったプレイルーム独自のイベントも充実している。
毎月第3日曜日は“ファミリーの日”として開館。働くお母さんにとって日曜日に支援センターが利用できるのは嬉しいかぎり!
「きっずいちのみや」の基本情報
きっずいちのみや主催サークルは年間2,400円