Release:19.11.24
【vol.4】のびのびチビッコひろば(祝ふれあい親子館)/子育て支援センター潜入ルポ
甲州市にある地域子育て支援センターのびのびチビッコひろば(祝ふれあい親子館)。 お母さんたちとのコミュニケーションを大切にしているこちらの施設では、いつもたくさんのスタッフの先生たちが出迎えてくれる。 保育園が運営する子育て支援センターならではの、子どもの年齢や発達段階に合わせた設備や工夫も充実。
目次
「のびのびチビッコひろば」に行ってきた!
認定こども園岩崎保育園が運営するのびのびチビッコ広場祝ふれあい親子館は、ぶどう畑が広がるのどかな地域にある子育て支援センター。
市内外から多くの親子が訪れ、里帰り出産の人やお孫さんと一緒に訪れるおばあちゃんも多く利用しているんだとか。
訪れてまず驚いたのは、スタッフの先生たちの多さ!
この日は保育士や専門職の人を含め計7名の先生たちがお出迎え。
どの先生もとっても気さくで、楽しい人ばかり♪
受付を済ませたら、まずは子どもの検温。
多くの人が利用する子育て支援センターでは、思いがけず子どもが病気をもらってきちゃった…という経験があるお母さんも多いのでは。
ここでは検温を徹底しているから、実は子どもの具合が悪かった…なんてこともいち早く発見できて安心。
センター内は絵本と赤ちゃんのコーナー、造形とおもちゃのコーナー、おままごとのコーナー、動きのコーナーと、おおまかに4つのエリアに分けられている。
絵本と赤ちゃんのコーナーは、まだ小さい乳児も安心して遊べるスペース。
絵本はセンター所有のもの以外に、毎月入れ替わる30冊の市立図書館所蔵の絵本も。
いつでも新しい絵本と出会えるのが嬉しい。
おままごとコーナーには、手作りおもちゃがいっぱい!
先生たちのアイデアが溢れていて、お母さんもワクワクしちゃいそう。
主に木のおもちゃが充実した、造形とおもちゃのコーナー。
造形スペースでは、いつでも子どもが自由に絵を描いたり工作できるように紙や画材を常備している。
型が決まっていない造形だからこそ、自分の感情が自由に表現できるんだとか。
動きのコーナーは、子どもたちの成長過程で必要な動きが遊びの中で学べるような工夫が。
とび石でジャンプ、トンネルでハイハイなど、室内でも思いっきり楽しめちゃう!
外には砂場コーナーも設置されていて、晴れた日には多くの子どもが利用する人気のスペースに。
夏にはここが泥んこコーナーに大変身!
安全面や熱中症への配慮もばっちり♪
のびのびチビッコひろば最大の特徴は、お母さんたちとのコミュニケーションを重視しているところ。
そのため、ひとりひとりに目が届くようスタッフを充実させているのだそう。
初めての人やひとりで訪れる人も気兼ねなく過ごせるよう適度な距離をはかりながら対応したり、時にはお母さん同士を紹介してみんなで情報共有できる雰囲気作りをサポートしてくれる。
どのエリアでもお母さんと先生たちの楽しそうな会話が聞こえてくる。
ざっくばらんに話せるから、小さな悩みも気軽に相談できそう。
こちらでは、子どもやお母さんたちだけでなく、先生たちも一緒になって楽しむことを心掛けているんだとか。
センター内は常に明るくアットホームな雰囲気で、その居心地の良さはほとんどの人がリピーターになるほど。
取材に訪れた日も、たくさんの親子が続々と来館。
みんないきいきしていて、とっても楽しそう!
のびのびチビッコひろばでは、お弁当の持ち込みがOK。
しかも、ここではなんと先生たちも利用者さんたちと一緒に同じテーブルでランチ!
最初は手ぶらで来たお母さんが「今からお昼買ってくるから一緒に食べてもいいですか?」と言うこともあるくらい、お母さんたちにとっても先生たちにとっても楽しい時間になるんだとか。
自由に飲める麦茶を用意されていたり、電子レンジや冷蔵庫もあったりと、ゆったり過ごせる心遣いがあるのも嬉しいポイント。
子ども用の洗面台や補助便座があるのも、保育園が運営する子育て支援センターならでは。
ここでは誰でも気軽に利用してほしいという思いから、利用料をはじめイベントもすべて無料。
“家ではできない体験を”をコンセプトに、子どもたちの感性や感覚を刺激する独自のイベントを開催していて、いつも20組以上が参加するんだとか。
また、心理カウンセラー兼看護師である専門家を招いて参加者とお茶を飲みながら楽しくディスカッションする『子育てカフェ』は、お母さんたちが気張らず悩みや不安を共有できると大好評。
のびのびチビッコ広場祝ふれあい親子館は学童も併設されているため、小学校の夏休み・冬休みの間は岩崎保育園内へお引越しするとのこと。
その期間は岩崎保育園の園庭で遊んだり、在園児と一緒に造形を行ったりと、その時期だけしか体験できないことが盛りだくさん!