Release:22.03.30
「やまなし版父子手帳」普及イベントに潜入!夫婦で子育てに活用
子育て支援グループゆめたまごが主催するイベント「やまなし版父子手帳キックオフミーティング」が、2023年3月16日(木)中央市子育て支援センターで開催された。
やまなし版父子手帳って一体どんなもの?
父子手帳の役割や手帳作成に込められた思いなど、キックオフミーティングに参加し、編集部がリポート!
目次
父子手帳ってなに?
そもそも“父子手帳”って何?どんなものなの?
母子手帳に比べてあまり聞き慣れないため、そんな疑問を抱くママも多いのでは。
父子手帳は、主にパパの育児参加を促すことを目的に、自治体が任意で発行、配布している冊子。妊娠、出産、育児に関する基礎知識や出産後のママのサポート方法など、初めての子育てに役立つ情報をまとめた、いわばパパのための子育てガイドブックのようなものなのだ。
“パパブック”や“イクメン手帳”など呼び名も自治体により様々で、パパ目線ならではのオリジナリティ溢れた内容であることも、特徴のひとつにあげられる。
父子手帳ライブラリーはこちら
※参照元/厚生労働省
やまなし版父子手帳に込められた思い
今回、子育て支援グループ「ゆめたまご」主催のキックオフミーティングでは、やまなし版父子手帳のサンプルが配布され、普及に向けての意見交換や手帳に込められた思いなどが語られた。
「誰もが堂々と育休がとれる世の中を目指して、育児休業申請書が添付された父子手帳を作りたい」。ゆめたまご代表の木村和美さんは、そんな思いから手帳作成を立ち上げた。
手帳作成にあたり一番大切にしたのは、自身の産後うつの経験や出産後に感じた不安、孤独感などから、お互いの思考や体調、心の変化がひと目で分かるようなページを掲載したかったこと。
“気持ちのチャート表”や“セルフチェックリスト”を作成し、お互いの心の変化に気づくことで、夫婦の会話やコミュニケーションに繋げたい考えだ。
そのほか、パパ宣言を書き込むページや2022年10月からスタートした新制度「産後パパ育休」の情報など、共働き夫婦が寄り添いながら育児をしていくために役立つ情報がズラリ!
内容については、今後も幅広い声を集めてアップデートしていくのだそう。
父子手帳は、中央市子育て支援センターをはじめ、地域の子育てイベントなどで配布する予定とか。夫婦で寄り添いながら、“笑顔で子育て”に繋がるツールとして役立てたい。