甘草屋敷子ども図書館～山梨県甲州市塩山～畳で絵本や児童書を～

国の重要文化財でもある古民家を活用した、甘草屋敷子ども図書館。おばあちゃんちを訪れたような、ほんわか懐かしい空間で大好きな本に囲まれながら、和めるのがいい。

1階には畳の空間が広がりゴロンと寝転んだり、くつろぎながら絵本を読んだり、緑がきれいなお庭を眺めたり、家にいる感覚で1日中楽しめちゃう。

子どもの目線で本を選び、子ども達が手に取りやすいようにと、本棚が低めに設定されているのも嬉しい配慮。

赤ちゃん向けの絵本を中心に、昔から愛されてきたベストセラーから新刊まで、約7,000冊を取り揃える。年齢別のおすすめの絵本も紹介されていて、ママも選びやすい。

縁側に座ってのんびり絵本を読んでいると、ここが図書館であることも忘れてしまいそう。

ちょっぴり急な階段を上ると、2階は隠れ家のような雰囲気のスペース。

1階に対して、少し大きい子供たちが楽しめるようにとまた違った雰囲気で、本も児童書を中心にしたラインナップになっている。

畳の個室も併設されているので、思い思いの過ごし方ができるのも魅力的。

1階の奥の蔵はギャラリーとして活用され、職員による自主企画展が大人気とか。どんな内容にするか企画から飾りつけ、本選びまで、ぜーんぶ職員の皆様の手作りというからスゴイ！

取材時はちょうど「おばけの蔵」を開催中。蔵がお化け屋敷のごとく、見事に変身！

こわ～い絵本がいっぱい展示されている。

「おばけのかくれんぼ～おばけを探せ」コーナーでは、手作りの仕掛けにワクワク♪いろんなおばけがあちこちに見え隠れする。

そのほか、「おばけに変身」コーナーでは、手作りのコスチュームに身を包み、なりきりおばけで写真撮影も！

子ども達に大好評というのも納得!!
手作りのクオリティも高いし、普段から多くの子どもと触れ合っているからこそ、どんな内容のものがウケるのか、しっかり把握しているさすがの企画力！
10月は「宇宙・そら」をテーマに、来年3月からは「忍者」の企画展を開催予定。

今までの図書館の概念を覆す1軒。建物自体に味がある古民家なので、のんびりと家のようにくつろぎながらも、非日常を味わえる。
 
畳なので赤ちゃんや小さい子も安心だし、おむつ替えもできるからママも気楽。ちょっとしたお出かけ気分を手軽に満喫できていい。
そして何より、手の込んだ企画展に感激！子どもは大喜び間違いなし！手作り感満載でほっこり和める。