Release:20.07.23
夏のキケン!子どもの熱中症対策Q&A
毎年、夏の最高気温が更新され、高温注意報が出るほど暑い山梨県。こんな暑い日だって、子どもは全力で遊んじゃうからママは心配…。
日ごろからできる熱中症対策から、熱中症になってしまったときの対処について、「こどもの森クリニック」の森先生に詳しく聞いてきました!
例年、夏場の熱中症で救急搬送のニュースが流れると他人事に思えません。子どもは自分の体調の変化に気づけないから、親が見てないとって思うけど、具体的にどんなことに気を付けたらいいのでしょうか?(南アルプス市 まお/3歳女児)
目次
Q1.
日頃から気を付けることは?
基本的には、食べ物に含まれる水分と食事の際に飲む水分をしっかり摂っていれば大丈夫。
水分はお水か麦茶がベストで、緑茶や紅茶、コーヒーなどは利尿作用があり、かえって脱水になる場合があるので要注意。
運動するときや特に暑い日はスポーツドリンクやOS-1なども有効だけど、日常ではお水か麦茶でOK。
Q2.
どんな服装がおすすめ?
黒い服は熱がこもりやすいので避けるべき。
速乾性の服は、汗をすぐ乾かしてくれる優れもの。肌の表面が汗で湿っていると汗をかきにくく、体温調整がしにくくなることも。
帽子は首が隠れるつば広か、日よけ付きのものを。
Q3.
おうちでの熱中症対策は何が必要?
家の中では温度と湿度、両方に注目。湿度が高いと、これも汗をかきにくくさせる原因に。ドライ機能などを使って、上手にコントロールして。
風を感じると体感温度も下がるので、扇風機で空気を循環させるのも◎。
Q4.
熱中症のサインはどんなものがある?
熱中症の第一段階として頭痛やめまいがする、気持ちが悪い、といった症状が出るが、まだ症状が言えない、遊びに夢中になって言わない子どもの場合は見た目で判断を。
顔が赤い、体が熱いといった変化があったときはすぐに涼しい場所へ行き、水分補給する。
見た目の変化が出ていると第二段階の症状なので、すぐに対処することが大切。
Q5.
熱中症になってしまったらどうしたらいい?
意識があるなら水分補給を。熱中症の症状が出ているならスポーツドリンクやOS-1がおすすめ。
太い血管がある首や足の付け根を冷やして、全身の体温を下げることが大切。
熱が38度以上ある場合や、1時間休んでも頭痛や吐き気などの症状が治らない場合は、病院で処置を。
ひんやりグッズなどを使いながら、体温調節をしっかりして、夏を乗り切りましょう!
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こどもの森クリニック
院長/森 浩行 先生
アレルギー診療や痛みに配慮した予防接種など、地元の保育園児ママから絶大な信頼を得ているクリニック。診察のネット予約などもできるので忙しいママにはピッタリ!
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