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Release:22.12.19

親子で楽しく!家庭でできるSDGs―甲斐ひよこ保育園

近年教育現場で積極的にテーマに挙げられる『SDGs』。
小学校や保育園、教育系メディアを通じて、子ども達にとっては今や身近なテーマのひとつです。
その一方で、ママ・パパ世代からは、成長過程で触れてこなかった新しい価値観のため、子どもに対してどうアプローチして良いのか悩んでしまう…という声も。
そこでSDGs教育に定評がある甲斐ひよこ保育園の先生方に、子どもへのSDGsの伝え方のアイデアを教えて頂きました!

目次

  1. 家庭で簡単にできるSDGs教育
  2. 甲斐ひよこ保育園のSDGsの取り組み
  3. 保護者へのアドバイス

家庭で簡単にできるSDGs教育

\ 教えてくれたのはこの人 /

甲斐ひよこ保育園/園長 小林 裕子 先生(中央)/主任 羽中田 薫 先生(左)/SDGs担当 守屋 奈菜 先生(右)

甲斐ひよこ保育園

園長 小林 裕子 先生(中央)
主任 羽中田 薫 先生(左)
SDGs担当 守屋 奈菜 先生(右)

アイデア①

食事の場面で環境や生き物について話題に出そう

毎日の食事は、SDGsの17の目標の中の複数のテーマについて考えるのにうってつけの時間。
例えば、子どもが気分で食事を大量に残そうとする時には「もったいないよ!たくさん残すとゴミが増えて地球が汚れるし、食材たちが悲しむよ」と伝えたり、魚や肉、野菜がどんな環境で育って、どうやって運ばれてきたのかを考えたりするきっかけにも。
食事が目の前にあることで、実感を持ってひとつひとつのテーマと向き合うことが可能に。

アイデア②

ゴミ捨て場付近でリサイクルに関するマークを探してみよう

大型ショッピングモールやスーパー、大型の公共施設などに行ったら、用事のついでにゴミ箱も探してみて。
細かく分別されたゴミ箱にはそれぞれを示すリサイクルマークがあるはずなので、それを親子で早く見つける競争やどんなマークか当てっこするだけで、遊びを通してゴミの種類や分別への知識が身に付いちゃう!

アイデア③

保護者自身が性別や立場に対するイメージを決めつけないようにしよう

SDGsの17の目標の中には、『ジェンダー平等を実現しよう』や『人や国の不平等をなくそう』といった人権に関するものも。
しかし日本では、慣習的に“男らしさ・女らしさ“を求めがちだったり、職業に対する差別があったりと、無意識に性別や立場に対する偏見を持っている大人が少なくないのが現実。
そこで大切なのは、まずはママ・パパ自身がそういった偏見を認識し、決めつけを取り払うこと。
そうすることで、子どもへの日々の声がけが変わるはず。

アイデア④

住んでいる街の良いところを見つけよう

住んでいる街や土地が持つ魅力を見つけることが、サスティナブルな街づくりをするための第一歩。
「自然が多い」「活気がある」「街がきれい」など、自分が住む地域のステキなところを見つけて大切にしていくことで、その積み重ねが長期的に『住み続けられるまちづくり』につながっていく。

甲斐ひよこ保育園のSDGsの取り組み

甲斐ひよこ保育園のSDGsの取り組み1

年少以上の園児全員にSDGs教育を行っている甲斐ひよこ保育園では、食材ロスを使った堆肥作りや、廃材を使った制作、連絡帳やお便りのペーパーレス化など、日々の生活の中で積極的にSDGsのテーマに沿った活動を行っている。

甲斐ひよこ保育園のSDGsの取り組み2

また月1回『SDGs集会』も行っており、毎回1つのテーマについて先生と子どもたちが一緒になって学び、いろんなアイデアを出し合うのだとか。
 
テーマによっては幼児には難しい議題もあるものの、先生たちがイラストやアイテムを作って視覚的に説明したり、世界各地の写真を見ながらリアルな情報を共有したりしながら、実感を持ってわかりやすく学べる空間作りを大切にしているそう。

保護者へのアドバイス

甲斐ひよこ保育園/園長 小林 裕子 先生

SDGsはここ数年で注目されたものなので、ママ・パパにとってもまだ馴染みがなく、子どもにどう伝えたらいいか悩んでしまうこともあるかと思います。 SDGs自体はあくまで目標で、“こうしなければいけない”という答えはありません。 あまり難しく考えず、まずは身の回りでできることからはじめ、無理なく生活にSDGsを取り入れてみてください。(園長 小林 裕子 先生)

基本情報

甲斐ひよこ保育園
カイヒヨコホイクエン
住所
山梨県甲斐市篠原1265Google Map
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